本題に入る前に、コロナは相変わらず盛んに流行しているようで、3週間前くらいだったか、コロナで学校閉鎖!が地元の高校であったり、キシュ錠の愛用者が会社でコロナがうつっても、病院ではカロナールだけで、一週間も寒気と高熱を繰り返しのどが痛く、漢方薬を買いに来られた。
キシュ錠と板藍茶に金羚感冒錠のトローチで治らなければ柴葛解肌湯を購入するように言っても、そまま来られないので治った可能性大。
地元の人といえども、もともと記憶がないくらい、滅多に相談に来なかった人だったが、過去、キシュ錠主体で風邪様の症状はすべてが治って来た過去の本人の体感から、一週間たっても寒気の後、体温の上昇の繰り返しだから、キシュ錠信仰が強い人だった。
実際には既に柴葛解肌湯証に移行していた可能性大なのだが、コロナとてかなり弱毒化しているので、そのまま治ったのだろう。
ということで、本題の防已黄耆湯。
常連さんのご家族(中年女性)が、この季節になると注文があるのは、膝関節の問題ではなく、浮腫に著効を得るから、常連さんの他の漢方薬のついでに防己黄耆湯の注文もあった。
それで思い出すのは、40〜50年前、我が薬局ではもっぱら変形性膝関節症の特効薬として大活躍したもので、当時は煎じ薬が主体だったが、いずれも膝を温めると気持ちが良いタイプ。
冷やすと気持ちが良い場合は、別に石膏や地竜を加えるなりの一工夫が必要だったが、当時はほとんどの人が温めると気持ちがよいタイプだった。
いずれの相談者も、整形外科に何年も通っても埒が明かず、しばしば水を抜くのを繰り返す悪循環の無限ループに陥っている人達だった。
さらにはそのような人達の、いわゆる水太りが、利尿作用によって短期間で体重が激減するケースも珍しくなかった。
懐かしい思い出だが、コロナ前の多忙な日々を思い出しても、そのようなレベルの相談者はいつの間にか激減して、昨今などは防己黄耆湯エキスの販売量は、びっくりするほど激減している。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2011年6月26日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
2024年06月26日
なつかしい防已黄耆湯
posted by ヒゲジジイ at 10:23| 山口 ☔| 下肢の疾患(下肢静脈瘤・深部静脈血栓・変形性膝関節症など)
|