糖尿病の怖さは、様々な疾患に連動しやすいというのに、すなわち神経障害、網膜症、腎臓障害、動脈硬化など、中でも腎不全を誘発して透析が必要となるケースが多いのは無視できないはずで、透析患者の4割以上が糖尿病が原因である。
長年観察するところによると、肝臓疾患の人達はやや神経質で厳格・真面目な人が多かったので、ウイルス性肝炎の治療薬が西洋医学で開発されるまでは、漢方薬類を熱心に続ける人が多かったが、糖尿病の人達は、性格がやや鷹揚というか、深刻さに欠ける部分があるのかもしれない。
要するに、我が薬局では数十年以上の常連さんがとても多いのだが、不思議なことに、糖尿病の人達では、一定の効果が出たところで中断してしまったケースがほとんど。
他の疾患の人達では、明らかな効果があったことから漢方に嵌って、数十年以上の常連さんになったケースとは大違いである。
糖尿病は漢方が得意とするところであるというのに、実に不思議なことである。
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茶トラのボクチン(ほとんど6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:糖尿病