原因は明らかに男性薬剤師が家庭内でも「哲学の煙」を嗜むからであった。
ところが10年以上も前だったか、一念発起して、家庭内では吸わないことにして、必ず裏庭に出て、空の下で嗜むことにしたところ、ほどなくして後鼻漏がなくなり、めったに咳が出ることもなくなった。
といっても、外で吸った後に、しっかり肺の空気を吐き出すことを怠って家に戻ると、呼吸から漏れる僅かな煙の残りが影響して、咳き込むことがたまにある程度となっている。
少なくともここ10年以上は、まったく辛夷清肺湯を必要としなくなっている!
ひるがえって、前回のブログで取り上げた前期高齢者の常連さんは、ご主人がいまだに家庭内で換気扇もしないまま、プカプカ煙をバラまき続ける日々。
それが原因で、黄色の後鼻漏や慢性気管支炎で、折々に咳き込んで、胸が痛くなる小陥胸湯証が固定的であり、しばしば辛夷清肺湯や竹葉石膏湯なども一時的に必要とする日々を送られていた。
それゆえ、今回のように柴葛解肌湯を必要とする急性熱性感染症に罹患したものの、いったんはそれで治りかけても、急性副鼻腔炎と急性気管支炎を同時に惹起して高熱を発したものと思われる。
とはいえ、新型コロナが目立って流行っている地区だけに、これに感染した可能性大であるが・・・。
さいわい先の配合で、半日で平熱となり、1週間でほぼ気管支炎も治まったので幸いだったが、彼女のご主人が、我が薬局の男性薬剤師のように「哲学の煙」を戸外で嗜む習慣を身に着けない限り、今後も一生涯、この常連さんの女性を苦しめることになるだろう。
たとえ嗜む本人には有益でも、副流煙を被る身近な人達には、多かれ少なかれ害毒となることは想像以上にひどいものである。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2011年3月24日の茶トラのボクチン6歳 posted by (C)ヒゲジジイ
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