ところがこちらでは、足腰の弱りに対して、ときには絶大な効果があるので値段を上げてもよいから、お願いだから製造を止めないで欲しいと懇願した甲斐あって、現在に至るまで製造を続けてもらっている。
そのぶん、値段は当時よりもかなり上がってしまったが、この漢方薬の恩恵にあずかっている人達は、何度も値上がりしても、継続服用を断念する人は誰一人としておられない。
このように製造中止を阻止できることばかりではなく、昨今は様々な製剤が製造廃止に追い込まれている。
一見ありきたりな「大黄錠」は、村田漢方堂薬局では超大人気な便秘薬であったが、製造元の一元製薬さんは、昨年、びっくりするほど値上げされたかと思う間もなく、今年になって会社自体を廃業されることになった。
吾輩自身も愛用者であるから、泣きたいくらいだったが、幸か不幸か、一元さんとは大黄錠だけの取引だったから、多種類の他の製剤廃止の影響は皆無だった。
とはいえ、大黄単味だけの製剤というのは超特殊なシロモノだっただけに、落胆すること甚だしい。
2024年01月20日 日本の企業の劣化が激しい! のブログでも書いた通り、様々な優良製剤がどんどん日本から消えていく。
この次は何が消滅するのか、戦々恐々の時代が続く。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2012年2月8日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ
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