その原因の多くは、かくれた蓄膿症(副鼻腔炎)で、軽度の風邪であっても急性副鼻腔炎を誘発することによって、微量の後鼻漏に含まれる細菌が原因で生じるのだろう。
通っている内科クリニックでは、上咽頭炎などと診断され、1ヶ月通っても一向に改善できず、辛夷清肺湯+白花蛇舌草や板藍茶で急速に改善している例や、気管支炎まで引き起こして、さらに竹葉石膏湯や小陥胸湯加減製剤まで必要とした例など。
とはいえ、折々に葛根湯(キシュ錠)を加えて配合バランスが必要となる特殊な例も稀にある。鼻腔を含めた上焦にやや熱感があるというのに、折々に寒けを感じるという、表証がまだ残存しているケースである。
いずれも鼻詰まりを伴っているので、根本原因は急性副鼻腔炎であることに気付かれないのか、内科クリニックに通っても埒が明かないことが多い。
このように、一般内科の通院では急性副鼻腔炎が原因であることがわからない例も多く、そのため、過去50年以上、多くの重症例(病院に長期間通ってますます悪化した人達)を漢方で快癒させてきたものの、ここ数ヶ月は目立って同様の相談が集中している。
軽症では、代理のお馴染みさんによるご家族のご相談だったので、鼻の問題までは報告されなかったので、頑固に続く「咽喉の乾燥違和感」の訴えに対して麦門冬湯を服用してもらうことでかなり軽快中に、病院で蓄膿症が発見されたケースもあった。あとで聞けば、鼻詰まりを伴っていたのだという!
中には内科医や外科医の先生ご本人というケースもあったが、いずれも潜在的な蓄膿症をかかえていて、たとえ軽度であっても風邪引きが原因で、急性副鼻腔炎が誘発され、軽いものでも頑固に続く咽喉の違和感、さらには気管支炎まで誘発されたケースなど、いづれも鼻詰まりなど鼻腔内の異常を伴っている。
風邪引き後の「主訴は様々な咽喉の違和感や気管支炎」だというのに、辛夷清肺湯を中心に、漢方薬が大活躍の毎日が続いている。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2011年11月14日の茶トラのボクチン7歳 posted by (C)ヒゲジジイ
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