蟻の如くに集まりて、東西に急ぎ、南北に走る人、高きあり、賤しきあり。老いたるあり、若きあり。行く所あり、帰る家あり。夕に寝ねて、朝に起く。いとなむ所何事ぞや。生を貪り、利を求めて、止む時なし。吉田兼好さんのシラケル人生訓の通りに、女性薬剤師が、頑迷・杜撰な歯科医の為にはかなくなりはてなむところであった。
身を養ひて、何事をか待つ。期する処、たゞ、老と死とにあり。その来る事速かにして、念々の間に止まらず。これを待つ間、何の楽しびかあらん。惑へる者は、これを恐れず。名利に溺れて、先途の近き事を顧みねばなり。愚かなる人は、また、これを悲しぶ。常住ならんことを思ひて、変化の理を知らねばなり。(徒然草:第74段)
二ヶ月以上続く連日の延長戦による過労からか、昨夜、突然の歯痛に見舞われ、本日朝方、疼く歯の治療を請うたところ、何の説明も全くないまま、麻酔をかけて歯茎を切開したのみ。
根がやられていると思うから、ブリッジを外して歯の根管治療をして呉れろと頼んでも頑として首を縦には振らない。
そんな問題ではナイ!と頭から否定するばかり。
帰宅後はますます疼痛が激しく顎骨まで波及する尋常な痛み方ではないので、再度、歯科医に駆けつけると、歯茎を消毒するのみで歯の問題ではないとキッパリと否定。レントゲン写真で見ても歯根膜及び歯根部も正常であると言い張るのである。
昨年その歯科で治療したブリッジであるが、その時も根管治療の杜撰さによる違和感と軽度の疼痛に、再三に亘る苦情を申し入れても頑として聞き入れてもらえなかった経緯がベースにある。
頑迷な専門家ほど手に負えないものはない。薬局に帰った後、思案している所へちょうど来合わせた出入りの本屋さんの昵懇だという歯科医を紹介してもらい、即直行することとなった。
そこの歯科医にも、ブリッジを外して根管治療をして欲しいと懇願したが、それはこっちが決める事だ!とノタモウのだった。
これじゃ〜〜どこの歯科医も同類か?と恐怖におののいたが、レントゲン写真を見て流石に絶句されたのだった。
結果は化膿が歯根部に蔓延していて顎骨を侵略する勢い、即抜歯となり、このまま先の頑迷な歯科医の指示に従っていたら、あるいは、はかなくなりはてなむ・・・なむ・・・なむ・・・・ハイシャを選ぶのも寿命のうち、もちろん医者を選ぶのも、もしかして薬剤師を選ぶのも然りと言えるかも(苦苦苦畜笑)
何十年も前のことだが、自殺率ナンバーワンの職種は歯科医であると書かれた統計を読んだことがあるが、現在も変わりナシや否や?! それほど精神的ストレスの多い職種であることだけは間違いなさそうだ。
最終的には、自分の身を守るのは自分以外にはないということだ。
だからこの日、人を殴って自分の手を骨折したという馬鹿な大学生に、そりゃ〜〜〜殴り方が根本的に間違ってるよ!と指南してあげた。
つまり、拳骨を作って殴るのは素人。
ボクシングの時にバンデージを巻いた気分で、5本の指先が手の平から2〜3cm空間を作っておかなければならない。そしてすべての第二関節にやや力を入れた気分で、殴るのはナックル、つまり第三関節部分でパンチを入れる。パンチは腕を振り回すのではなく、腰で打つ。
この正しいパンチで殴れば、自分の手が骨折するどころか、むしろ快感を味わえること間違いなし・・・な〜〜〜んて!
なんだかとっても野蛮な話になってしまった・・・クワバラ・クワバラ、これを言っちゃ〜〜〜オシメ〜ヨ〜〜〜のヒゲジジイでもあった(以上はすべて寸部違わぬ本日あった正確な実話。)
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