2023年05月12日

人間の愚かさについて

 人間はいつ何時、突然の死が訪れるかもしれないので、常に仏道に励むべきであるとは、兼好法師『徒然草』のメインテーマであるから、繰り返し読んでいると、昨今は呆れて、老い先短い吾輩にとっては何の役にも立たない(苦笑。

 昨今、世界では独裁国家が大流行して、それぞれの国の国民は、その独裁者にひれ伏すばかりで、不甲斐ない。
 よっぽど家畜の平等こそが安心立命だという、まったくの他力本願の宗教と変わるところがない。

 50年前に読んだエーリッヒ・フロム著『自由からの逃走』がいまさらながら、大いなる説得力をヒシヒシと感じるが、再読する暇が惜しい(苦笑。

 昨今の国際情勢の推移から察するに、独裁国家の誰かさんが、いよいよ核攻撃を始めて、世界最終戦争が勃発する危険性なしとしない。

 だからといって、兼好法師が強くすすめるように、仏道に励んでみるなど、個人的には、あらゆる宗教に頼る気は毛頭ない。

 戦争が起こる原因は、地政学的な問題による侵略や、領土紛争ばかりでなく、宗教が原因の戦争は五万とみられてきた。

 異なる宗教の紛争ばかりでなく、同じ宗教の宗派同士の争いでも殺し合うなんて、いかに宗教が救いにならないか、むしろ地獄への招待かもしれないのに、馬鹿でも分かりそうなものである。

 長年愛読した『徒然草』でさえ、噴飯ものに思えるようになったのは、老化によるものか?

 そういえば、昨日3年ぶりに訪れた某メーカーの外交さんが、彼の髪が真っ白に変色(白髪)しているのに驚いたが、あちらでは「ずいぶん瘦せられましたねっ!」と驚かれていた。

 ますますクソ爺に、と言いたかったように思われる。

 確かにこの3年間、当初は過食気味で血圧が上昇気味になったので、これはいかんと、塩分を徹底的に控え、それによってコッテリ系の食事が激減し、おまけにアイスクリームや練乳かき氷などの暴飲暴食を一切止めたところ、見事に4〜5Kgの減量に成功したのだった。

 ともあれ3年も会わないと、老人の老化はいよいよ目立つのかもしれないが、相変わらず頭の髪は黒々なれど、口の周りは白髪が目立つ。

 歯科治療に長年行かないこともあって、歯がガタガタだから、それも相俟って、引き続きマスクは欠かせない(苦笑。
応援したくないアンチの人が多いですね

2012年05月12日の茶トラのボクチン(8歳)
2012年05月12日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 10:25| 山口 | 近況報告 | 更新情報をチェックする