これらの古書店では高すぎたり、存在しない場合は「日本の古本屋」サイトで探せば、アマゾンなどで超高価な値段で売られている古書籍が、これまた信じられない安価で入手できることが多い。
たとえば最近でも、角川書店『日本古典評釈全注釈叢書 蜻蛉日記全注釈 上・下巻揃』の1966年に発行当時かその後か上下2巻の定価合計9,000円だったものが、もったいない本舗でも、日本の古本屋サイトでも、2冊揃いで千数百円で入手できた。
過去、このような古書籍の探索・購入を繰り返している折、旺文社文庫の『海潮音』が、当時あまりに安価(数百円)で、どこでも容易に購入できたので、箱入時代のものや、箱入廃止後のものなど、複数購入して悦に入り、アマゾンに投稿して
茶トラのボクチンと書いていたら、といっても「訳注」というよりも「注釈」と書くべきだったとは思うものの、それはともかく、上記の投稿以後、軒並み古書価がぐんぐん上昇して、昨今では4千円以上でなければ、ほとんど入手困難となっている。
5つ星のうち5.0
海潮音に、しっかりした訳注が付いているのは文庫本では旺文社文庫だけ
2014年10月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
上田敏の名訳で名高い「海潮音」ではありますが、旺文社文庫以外では、いずれも訳注が付されていません。
文庫本以外でも、訳注がしっかり付されたものは、角川書店発行の日本近代文学大系『明治大正訳詩集』くらいのものではないでしょうか。
文庫本レベルで「海潮音」の詩文の意味をしっかり理解したいと思えば、訳注が付された旺文社文庫がとても便利です。
また、巻末の吉田精一氏の「解説」も、かなり充実しています。
「海潮音」を味読するには、この旺文社文庫に限るでしょう。
余計な投稿はするもんではないですね(苦笑。
応援したくないアンチの人が多いですね⇒
2012年05月11日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:日本の古本屋