しかしながら、個別的には様々な問題が生じており、一部では超人気のあった紅豆杉は、健康食品扱いの漢方であったが、天然ながら抗腫瘍物質である「パクリタイセル」が微量含まれていることから、医薬品に指定されることになり、今年の10月23日以後は、医薬品の許可を得なければ販売不可能となる。
それで思い出したのだが、8年以上前のことだったか、肺腺癌の術後、脳と肺に転移が生じて、分子標的を投与されるも副作用が激しく、中断せざるを得なくなり、最後の手段と遠路はるばる漢方相談にやって来られた男性は、現在、基本的に病巣はすべて消滅して5年以上が経ち、再発の兆候は見られない。
この男性も初期から、紅豆杉のみならず牛黄製剤や麝香製剤・星火霊芝宝など多種類の漢方のそれぞれ最高量を10日間だけ(品数は10種類を超える)飲んでもらったところ、劇的に元気を回復されたのだった。
それゆえ本気で多種類大量を継続されながら、分子標的薬の副作用も茵蔯蒿湯などで解決できた頃、あらたな分子標的薬を試されたところ、今度は強い副作用もなく継続できたこともあって、今日に至っている。
同じころに、同じ肺腺癌で同様の仲間たちお二人も、三人で意気軒昂であったということだったが、当方の漢方薬を大量に使用されたこの男性だけが生き残ったと報告を得た当時、痛く感謝されたものだが、当初、短期間であれだけの体調回復を得たのだから、少なくとも漢方サポートは有益だったことに間違いない。
それにしても天然で微量含まれるからといって、純物質の医薬品「パクリタイセル」のような副作用があったという話は、長年一度も聞いたことがないのだが、天然植物に自然に含まれるものを、合成の純物質と同様に見られては、なんともやるせない。
ほんの先日のこと、上記の男性の奥さんから紅豆杉などの発送依頼の電話があったとき、上記の事情をお話しすると、これはまずいと、いつもより多めに購入されたのだが、なんともこの業界も実に不穏な出来事が多すぎる。
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2012年04月18日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:紅豆杉
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