要するに小青竜湯が副鼻腔炎のファーストチョイスと言うべき地位を占め、しかも治療成績がかなりよいという。
これは別世界の話ではないかとキツネにつままれたのか? 副鼻腔炎に対して、某メーカーの小青竜湯使用による素晴らしい実績の論文が掲載されているのだから、驚き桃の木山椒の木。
我が薬局の50年間の実績?では、蓄膿症に小青龍湯証を認めたケースは皆無であるから、現代は実に不思議な世の中である。
どおりで、病院に通っても一向に蓄膿症が改善しないので、あるいは手術を繰り返しても再発を繰り返すので、自費の漢方相談に来られて一定以上の効果を得て、改善できた例は枚挙に暇がない。
極端な例では、新型コロナのパンデミックがはじまって、咽喉腫痛とともに高熱や微熱を発した女性達2名、いずれも原因はコロナではなく、蓄膿症による後鼻漏に含まれる細菌が咽喉で繁殖して高熱や微熱を発したもので、いずれも辛夷清肺湯主体の数種類の漢方薬で快癒したが、このような人達に小青竜湯を投与していたら、悪化の一途をたどっていたことだろう。
ただ、両人とも、過去、何度も同様の症状を繰り返して、病院では抗生物質などの投与を受けて、ようやく治っても直ぐに繰り返すので、自費の漢方薬で治したいという希望だった。
2020年07月07日 咽喉腫痛に高熱を発すると、コロナかと不安になるが・・・
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2011年11月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
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