2021年11月19日 懐かしい里帰りが続く
上記でも書いたことだが、もとは故相見三郎先生のご高説によるもので、もともと
2020年09月15日 メマイなど、ストレスの多い時代には
で取り上げていたものだが、故相見三郎先生が、昭和46年発行の『漢方の臨床』誌の第200号記念特集号に、『傷寒論の特質と治療方針及びその診療の実際について』と題された中で、「正邪分争」など、傷寒論の条文のみならず、素問なども数多く引用されて、極めて詳細に論じられていたものである。
すなわち「小柴胡湯合桂枝加芍薬湯の自験に基づく傷寒論思想の理解」の項目中で、心臓神経症・自家中毒・チック症、夜尿症、円形禿頭、喘息、蕁麻疹、潰瘍性大腸炎,偏頭痛、パルキンソン氏病(パーキンソン病)、メニエル氏病、リウマチ、バセドウ氏病、無月経、月経困難症、手掌角皮症、腰痛、帯下、ノイローゼ、不眠症、神経痛、神経麻痺、胃潰瘍、てんかんなどに対する有効性を論じられながら、実際の治療統計を公表されていたもの。
小柴胡湯合桂枝加芍薬湯とは要するに、柴胡桂枝湯中の芍薬を2〜3倍に増量したものに過ぎない。
それゆえ、実際の仕事上では、柴胡桂枝湯を様々な方剤と併用することも多いが、たとえば桂枝茯苓丸証を伴っている場合は、小柴胡湯合桂枝茯苓丸でもよいが、柴胡桂枝湯合桂枝茯苓丸料エキスによって芍薬を増量するこことが可能であるなど、合併する証候によって、併用方剤を加えることで、応用範囲はさらに広範囲となる。
この内容を取り上げるのは3回目だが、文字通り「三度目の正直」ということである。
といっても、老いの繰り言と言われかねないが。
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2011年10月17日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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