それでも、従来の風邪やインフルエンザ予防で使用されていた金羚感冒錠(天津感冒片など銀翹散系の製剤と同一成分)の少量トローチ使用と高濃度の板藍茶や衛益顆粒やササヘルスなど、少なくとも前者2種類くらいは愛用されていた人達の中には、家族内で感染して発病する人が出ても、半数は感染しないか、もしくわ感染していたとしても、まったくの無症状で終った超濃厚接触のご家族は大変多い。
板藍茶だけを一家で常用していた人は、ワクチン接種済みの介護職のご主人が感染して39度の発熱があっても翌日には解熱して日ならずして陰性となったが、奥さんには感染したとの報告は未だない。
ワクチン未接種の小学校上学年の子供さんが感染して解熱後、食欲不振と、もともと乾燥咳の持病?があったらしいが、湿った咳が止まらないというので柴朴湯を飲んでもらう。
ワクチン未接種の一家では、最初に奥さんの発病初日は夜間に37度6分で咽喉が痛く、節々が痛いというので、こちらに相談前に、寒気はないのに葛根湯+金羚感冒錠+板藍茶を服用したところ、翌朝の電話相談時は、暑くて氷枕をしているというので、即刻葛根湯を中止して、その他の2種類に加えて地竜を併用するように伝えたところ、直ぐに解熱して日ならずしてまったくの無症状となって快癒。
数日後に子供さんが39度の発熱と嘔吐を2回、翌日の相談では明らかに柴葛解肌湯の症候ではあったが、相談を受けた時点では37度代に下がっており、咽喉が渇いて水を欲しがるというので、もはや柴葛解肌湯の出番はない。
五苓散+柴朴湯+金羚感冒錠の少量トローチ+板藍茶で、昼には食欲は回復し、あっさりと翌日には治った模様。
ご主人ともう一人の子供さんは発病しないままだから、超濃厚接触者ながら、感染したかどうか不明ながら、日にちも経っているので、2人を家に置いて、気分転換の旅行に出かけるとの報告があった。
ワクチン未接種でも、しっかり漢方薬類を常備し、予防的な漢方を常用されていた成果があったというべきか。
事後報告のお馴染みさんは、特別こちらの予防薬類は使用されてなかったからか、感染後、一週間以上も諸症状に苦しみ、症状がなくなっても、ひどい倦怠感で困ったていたら、病院で十全大補湯を投与され、それで次第に元気を回復しつつあるとの報告があった。
その他、現在感染して発病中の人に、何人も相談を受けているが、一定の予防漢方を利用されている人達に限っては、これまで多くの人達の症例から類推するに、恐らくインフルエンザ以下、通常の風邪レベルで治っていくことだろう。
次第に季節が涼しくなると、初期に寒気が強いタイプの少数派が、次第に多くなってくるかもしれない。
その場合は初期に葛根湯や、寒気と熱感が交互に来るような柴葛解肌湯タイプが次第に増えていく可能性があるので、その点は注意が必要なので、分からない時は必ず相談されたほうが無難である。
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2010年8月27日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:コロナ
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