主治医からは、もう通わなくてよいと言われたのを、せめて1年に1回でも診て欲しいと要望したのだと大笑い。
その後、まったく無音となっていたが、久しぶりにやって来られて、漢方の中心になる最も高価な製品をまとめて購入し、再開されたいという。
というのも、知人の中に10年前、胃癌が根治していた人が、突然膵臓癌が発覚し、気が付いた時には超末期で間もなく他界されたのだという。
つまりは、一度癌に罹患した人は、癌体質だということを自覚して、少しでも予防になりそうなものを続けておきたいという願いだということ。
実際に、我が薬局でも、似た事例は多い。
一度癌に罹患した人が、手術などの西洋医学治療と共に長く漢方サポートを継続されて根治したのち、久しく無音となっていた人が、突然、新たな癌が発覚した時は既に末期癌。
久しぶりに漢方サポートを求めて来られても、時既に遅し、という状況だったことは稀ではない。そのため、少しでも元気で長生きしてもらうのが精一杯となりがちである。
ところが、根治後も、服用回数を減らすことがあっても、漢方サポートを継続された人達では、新たな癌が発生することは滅多になく、たとえあっても初期癌の状況で見つかるので、手術も成功して漢方サポートも継続することで根治している。
現実的には、一度癌になった人は、それが根治した後でも、しばらくすると新たな癌が発生しやすいのではないかと思われる。
表現は悪いが一度癌に罹った人は「癌体質」という自覚が必要なのだろうが、往々にして、せっかく根治したのだから「癌のことは忘れたい」という思いで、まったくの無音となってしまう人達の心理は、理解できなくもない。
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2010年7月14日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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