2022年05月28日

最近の漢方薬の応用事例

 ストレスの多い職種(看護師さん)の女性が、就寝前になると焦燥感から、無性に身体を搔きむしりたくなるのに、抑肝散加陳皮半夏エキス製剤1包で即効を得ている。

 2回目のワクチン接種後に、極端な食欲不振と口腔内・気管支・食道などの乾燥感に、逆流食道炎を伴って、様々な漢方薬類を駆使しても、なかなか治まらなかったのが、柴朴湯エキス製剤+麦門冬湯エキス製剤の併用で、ようやく食欲など諸症状が回復に向かっている。

 咽喉が痛くなったので、金羚感冒錠+板藍茶などで治まったものの、空咳(乾燥性)を発し、咽喉が少しイガイガして後頭部と頸にかけて汗をかくので、手元の麦門冬湯を飲んでみたが、一向に治まらないが、何を飲んだらよいだろうか、という相談があった。

 金羚感冒錠を再開してみるか、あるいは、もしも過去に購入されたことのある桔梗石膏エキス製剤が残っていれば、麦門冬湯+桔梗石膏で試してみるように、いずれかの方法を試してみるようにアドバイスしていたところ、後者の方法で即効を得たという報告があった。
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2010年05月28日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年05月28日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 21:49| 山口 | 中医漢方薬学 | 更新情報をチェックする