ところが入院中に、親族でもコロナ禍ゆえ、会わせてもらえないとのこと。なんとか病院に依頼して飲ませてもらいたいと思うのでと、たっての相談ゆえ、必要最小限の漢方薬類、そのお馴染みさんが常々常備、常用されている牛黄製剤と麝香製剤および霊竹梅の3種類を推奨しておいたが、もしも3種類も飲めない場合は牛黄製剤と麝香製剤だけでも服用できれば、少しは楽になるかもしれないとアドバイスしたばかり。
また先日も、肺腺癌の転移で数年は当方の漢方を続けられていた人が、気が付くとここ数年、まったく無音となっていたやや高齢の患者さんがおられたのだが、そのご家族から、とつぜん問い合わせの電話があり、現在、病院で抗がん剤治療中で副作用が激しいので困っているが、なんとか漢方薬で緩和できないだろうかというご相談。こればかりはいまさらどうしようもないので、お断りせざるを得なかった。
上記のようなお馴染みさんや常連さんであれば、意外と即応できそうな常備漢方や常用されている漢方薬類がお手元にあるケースが多いので、ご家族の高齢者に一定のサポートが可能な場合があるのだが、数年以上無音となっているばかりでなく、ご家族にお馴染みさんや常連さんがおられない場合は即応することはなかなか困難なのである。
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2012年05月20日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:末期がん
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