2022年02月04日

オミクロン株よりも怖い感染性胃腸炎がますます大流行!

 コロナの感染爆発の陰に霞んでいるようだが、日本全国でオミクロン株と同様、爆発的に感染拡大しているノロウイルス感染は、同様に空気感染というばかりでなく、新型コロナウイルスはエタノール消毒が超有効だが、ノロウイルスばかりはエタノールはまったく無効で、塩素系の消毒液でなければ除去できないという、性質が憎たらしいほどイヤラシイ。

 吐き下しを主症状として同時に発熱を伴うことが多く、漢方では五苓散や藿香正気散(勝湿顆粒)に板藍茶の併用で、多くは五苓散+板藍茶が有効だが、高齢者や小児などは気を付けないと嘔吐物が気管支を塞いで窒息死し兼ねない。

 オミクロン株の感染による諸症状よりも、ノロウイルス感染の方が、人によっては遥かに苦しい諸症状を呈するのだが、2類でもなく5類でもないので、一般の内科クリニックで診察してもらえるはずだが、浮足立っている医療界においては、ベテランの医師でさえ、コロナ感染と誤解されて診療を拒否され兼ねない。

 西洋医学的には治療方法はまったくないのだが、吐き下しで飲水も困難となり、脱水症状を呈する人もある。そのために命に関わる問題であるが、点滴で何なく解決できるはずが、浮足立って恐れをなすクリニックや病院でも、気を付けないとオミクロン株と誤解されて、対処が遅れることもあり得るという、なんとも恐ろしい日本の医療界の現実がある。

 といっても、まともな医者なら、症状を聞くだけで、かなり容易に区別がつくはずだが、パニックに陥っている医者にかかろうものなら、誤診する危険性なしとしない。

 とはいえ、希にはとても紛らわしい症状を呈する人や、両者を同時に感染している人も無しとしないことだろう。

 両者の死亡率は、もしかしたらノロウイルス感染やロタウイルス感染の方が高いかもしれないのに、世の中、オミクロン株の感染ばかりを重大視して、感染性胃腸炎を蔑ろにする大きな矛盾を考えると、似非専門家が跳梁跋扈する国だけに、一億総白痴化も、ここに極まれりという他はない。
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2012年02月04日の茶トラのボクチン(7歳)
2012年02月04日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 21:28| 山口 ☁| ウイルス感染や細菌感染(痔瘻や各種歯科疾患など) | 更新情報をチェックする