吐き下しを主症状として同時に発熱を伴うことが多く、漢方では五苓散や藿香正気散(勝湿顆粒)に板藍茶の併用で、多くは五苓散+板藍茶が有効だが、高齢者や小児などは気を付けないと嘔吐物が気管支を塞いで窒息死し兼ねない。
オミクロン株の感染による諸症状よりも、ノロウイルス感染の方が、人によっては遥かに苦しい諸症状を呈するのだが、2類でもなく5類でもないので、一般の内科クリニックで診察してもらえるはずだが、浮足立っている医療界においては、ベテランの医師でさえ、コロナ感染と誤解されて診療を拒否され兼ねない。
西洋医学的には治療方法はまったくないのだが、吐き下しで飲水も困難となり、脱水症状を呈する人もある。そのために命に関わる問題であるが、点滴で何なく解決できるはずが、浮足立って恐れをなすクリニックや病院でも、気を付けないとオミクロン株と誤解されて、対処が遅れることもあり得るという、なんとも恐ろしい日本の医療界の現実がある。
といっても、まともな医者なら、症状を聞くだけで、かなり容易に区別がつくはずだが、パニックに陥っている医者にかかろうものなら、誤診する危険性なしとしない。
とはいえ、希にはとても紛らわしい症状を呈する人や、両者を同時に感染している人も無しとしないことだろう。
両者の死亡率は、もしかしたらノロウイルス感染やロタウイルス感染の方が高いかもしれないのに、世の中、オミクロン株の感染ばかりを重大視して、感染性胃腸炎を蔑ろにする大きな矛盾を考えると、似非専門家が跳梁跋扈する国だけに、一億総白痴化も、ここに極まれりという他はない。
応援のクリックをお願いします
2012年02月04日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
【関連する記事】
- 病院で投与された内服の抗生物質が効かない急性化膿性疾患を甘く見てはいけない
- 抗生物質が効かなくなった細菌性疾患や化膿性疾患こそ漢方薬の出番かもしれない
- 吐き下しの御家族に、常備している漢方薬で即効が得られたとのご報告
- 関東ではノロウイルスが流行っているということだが
- 内歯瘻(ないしろう)に千金内托散(せんきんないたくさん)
- 新型ノロウイルス感染にも五苓散と板藍茶(板藍根)で速効例続出のご報告
- 一向に収束しないオタフク風邪(流行性耳下腺炎)
- ノロウイルス感染症に対する漢方薬
- 入退院を繰り返す痔瘻(痔ろう)に托裏消毒飲の方意を持たせた配合で効果があるのに・..
- 意外に西洋医学で見落とされている細菌感染やウイルス感染
- 大人にも感染する水いぼ(伝染性軟属種)
- 風邪類縁のウイルス性急性疾患に対する御質問