柴朴湯+八仙丸で気管支喘息が、ほぼ根治していた人だが、あれを飲んでいた頃は、精神的なストレスがほとんどなかったので、久しぶりに柴朴湯が懐かしくなったので久しぶりに購入に来ましたとのこと。
当時の相談カードを出すことなく、コロナ時代の様々な四方山話に花が咲くうち、柴朴湯を長期続ける場合は、麦門冬など肺陰を保護する成分を併用すべきことのアドバイスを忘れていた。
気管支喘息でなくとも、柴朴湯を長期間常用するときには、八仙丸など麦門冬含有方剤を少量でもよいから加えておくほうがよい。
それにしても10年近く無音であっても、当時熱心に続けられて根治に導けた人などの印象深い人では、こちらもほとんど忘れることがないが、先週は30年以上前に病院で治らなかった頑固な膀胱炎と痔疾を当方の漢方で根治していたが、最近再発して、以前と同様病院でも治らないので、送ってもらえないかという相談電話の女性は、既に70歳をかなり超えているという。
幸か不幸か、当時の相談記録が残っていたが、折々に配合変化を繰り返して治った経緯が分かるものの、どのような人だったか、まったく思い出せない。
やや遠方でもあり、当時のように自家用車で通うこともできないから、電話相談で漢方薬を送ってほしいという依頼であるが、まったく記憶に残っておらず、電話やメールでの相談では埒があきそうにないので、地元近辺で漢方薬局を探すように進言したところ、近くの漢方薬局は閉鎖してしまったので、それで30年以上前、治してもらった村田漢方堂薬局を思い出して問い合わせたということだった。
たとえ直接来られることができるにしても、思い出せない人の場合は、まったく新規の相談と変わりがなく、長時間の弁証分析を必要とするので、コロナ対策の上ではお断りせざるを得ない状況である。
ネットで調べれば他にもお近くの漢方薬局が見つかるはずだからと説得して終わったが、相談記録を見ても、さすがに30年以上前の人は、かなり高齢にもなられている上、当時とは体質状況にかなりな変化もあり得るので、当時の漢方薬でもよいから、同じ漢方薬を送付して欲しい言われても、状況に応じて様々に配合変化を行っていた記録を見ると、なおさら不可能なことである。
ところが、かなり記憶に残っている人達では、過去の疾患とは異なる新たな疾患であっても電話やメール相談だけで、コロナの時代だから一度も通うことなく、しかも様々な皮膚疾患でさえ、比較的スムーズに快癒している。
いずれも過去に直接通って来られていただけに、相談記録も、こちらの頭の中の記憶も、しっかり残っていたから可能だったのである。
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2009年11月10日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:漢方相談
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