西洋医学では、1例報告はエビデンスレベルが極端に低いことは常識中の常識であるが、一定レベル以上の疾患ともなると、漢方や中医漢方薬学の世界では、1例報告という特殊例だらけなので、エビデンスという言葉は馴染まないように思われる。
漢方の科学化に精を出す奇特なメーカーさんもあるようだが、一定レベル以上の疾患になると、かなり無理な部分だらけになるのは火を見るよりも明らか。
西洋医学では、エビデンス・エビデンスと五月蠅いほど重視されるが、中医漢方薬学世界では、常に人体およびその人の体質と病態の、共通性と特殊性をそれぞれ重視するので、その特殊性部分に対する治療方法こそが、なかなかエビデンスには馴染まない。
このため、1例報告で終わってしまうケースが多発するので、エビデンスに凝り固まった一部の西洋医学・薬学頭の医師や薬剤師には、いつまでも頑固に理解されにくい。
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2009年10月15日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:エビデンス
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