2021年09月26日

コロナに感染して自宅放置された場合

 コロナに感染した場合、いまだに都会地や人口の多い地区では、相変わらず自宅放置されて見殺しにされ兼ねない状況は相変わらずで、SpO2(血中酸素飽和度)90%切らないと、なかなか入院させてもらえないという話の記事もあった。

 その間に急激に悪化してあの世にオサラバする見殺しは、この日本の各地で多発している。

 そこで、既にワクチンを2回接種した常連さんから、万一感染した場合、入院できるまで放置されるのはやり切れないので、どのように漢方で対処したらよいだろうかという質問を受けた。

 ところが、コロナに感染した場合の初期症状は、人によってまったくの千差万別だから、特定の方剤だけで対処できるとは限らない。また、コロナのイヤらしいところは、血栓や出血の問題など、各臓器の血管や循環器系の合併を伴いやすいので、これにもできるだけ同時に対処する漢方を併用するに越したことはない。

 我が薬局の常連さんやお馴染みさんで、ワクチンの副作用で困った人には何人か漢方薬で対処してきたが、コロナを疑わるような症状を呈した人は、昨年も今年も数人ずつおられたが、いずれも漢方薬類で切り抜けられているが、確実にコロナ感染だっという診断を受けたわけではない。

 今後もしも、コロナが疑われたりコロナ感染の診断を受けた人達が出た場合、入院できるまでのつなぎの漢方薬を直ぐに使用できるのは、多くの常備薬を既に準備さている一部の常連さん達に限られ、すべて電話やメールで何を使うべきか、その折々の一連の症候によってアドバイスすることになる。
 うまくいけば、入院する前に治ってしまうのが理想ではある。

 ワクチン死の恐れがあった人を救えたのも、従来から多くの常備薬を揃えていたご家族だから、電話のアドバイスで直ぐに対処できたからである。

 そうかといって、一部の常連さんの様に、想定されるあらゆる漢方薬類を常備することは、まったく現実的ではないので、折々の電話やメールの連絡によって、必要な漢方薬類をクロネコさんを利用して、早急に送付する手段を取ることになるだろう。
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2010年9月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年9月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母