2021年09月23日

現実は、コロナと無関係な疾患ばかりなのに

 本日は秋分の日で休業日ながら、このブログを書く前の昼間、ほとんど100歳近い40年以上の常連さんから、常用されている3種類の漢方薬の発送依頼の電話があったばかり。相変わらずテンポの速い女性で、以前、繰り返し漢方薬の説明をしていたら「一度聞けば分かるいね!」と叱られたことのある、しっかり者の女性である。

 今日はお休みなので、明日の発送で明後日のお届けということも快諾されたが、様々な行事があって、電話するのが今日になったとやや恐縮気味だったが、コロナ禍の最中、ワクチン接種による気の緩みが心配になる。

 ところで、先日も、折々にお便りを頂いている大都会の某クリニックの先生が、政府や厚労省がコロナにばかり注目されていても、世の中にはコロナとはまったく無関係な疾患の方がはるかに多いのに困ったものだと嘆かれていた。(そのくせ政府や厚労省の反日エリート集団のやることといったら、コロナ患者の自宅放置の見殺しである。)

 たとえば、コロナ以外の重大な疾患が疑われる患者さんが受診された折、紹介できる大病院がコロナ診療や院内のクラスター発生などで、受け入れてもらえる医療機関が激減して困っているなど、様々な方面で日常の診療にも大きなしわ寄せが来ていると言われる。

 事程左様に、我が薬局でさえ、新規相談をすべてお断りしている状況下でも、以前ご縁のあった人達の新たな疾患で久しぶりの相談依頼や、常連さんやお馴染みさんのご両親の介護に追われるストレスなども重なって、ひどく体調を崩される人など、いずれも近くのクリニックでは治らず、結局は漢方に頼らざるを得なくなる人が続出。

 中には、精密検査を行うべき症状を呈している人には、早く受診して重大な疾患が隠れてないか検査するように強くアドバイスしても、このコロナ禍では、感染を恐れて中々踏ん切りがつかない始末。

 以前ご縁のあった人達の新たな疾患でも、いずれも近くのクリニックで思わしくなく、久しぶりの漢方相談であっても、以前の相談時の記録が残っており、且つ記憶も鮮明に残っている人達の場合は、いずれも電話やメールの相談による通信販売でも、比較的即効を得ているので、こればかりは幸いなことである。

 但し、中には過去の記録も、頭の中の記憶も、さっぱり「無」の人達の場合は、残念ながら、新規相談者と変わりがないので、お断りせざるを得ないのはお気の毒ではある。
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2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳)
2011年9月23日の茶トラのボクちん(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:コロナ 新規相談
posted by ヒゲジジイ at 17:11| 山口 ☀| 近況報告 | 更新情報をチェックする