2021年08月26日

デルタ株に対するmRNAワクチンの不安

 相変わらず菅首相は、ワクチン接種頼みのお目出度さ。
 
 これで明るい未来が見えていると宣うが、感染爆発の最中でも、のんびりとパラリンピックを開催する狂気の日本。

 子供たちにパラの観戦をさせ、ますます感染を増幅させ兼ねないというのに、首都圏の連中の無神経さには驚かされる。

 ワクチン頼みの日本のお粗末の今後は、どうなることやら。

 以下の問題をしっかり考えておく必要がある。

デルタ株は「接種」だけでは抑制不能 米国などワクチン先進国が向き合うシビアな現実

が元の記事だが、ヤフーの転載ページ

デルタ株は「接種」だけでは抑制不能 米国などワクチン先進国が向き合うシビアな現実〈AERA〉

のコメント欄にshi*****さんが、極めて優れたコメントを投稿されている。以下全文。
コロナウイルスとそのスパイクタンパクの厄介な所は、これまでのRNAウイルスと異なり、感染してもワクチンを接種しても、ACE2受容体との結合を阻害する複数種の中和抗体と、ACE2受容体との結合を強化する複数種の感染増強抗体が産生される事にある。
感染予防のためには、中和抗体量が感染増強抗体量に対して十分に多い事が必要となる。
要するに、善玉抗体と悪玉抗体のバランスが保たれていれば感染を抑制できるが、バランスが崩れると感染したり反って感染し易くなる。
特にデルタ株においては中和抗体が十分作用できない変異を伴っており、中和抗体量が感染増強抗体量に対してさらに多く必要となる。
現状のワクチンの3回目の接種によって中和抗体のみを増やす事ができればれば良いが、感染増強抗体も増えてしまう事が懸念される。
また、中和抗体量と感染増強抗体量が経時的に個人差を含めてどの様に変化していくかは判っていない。
 
 さりながら、大阪では嬉しい情報もある。
もう“セルフロックダウン”しかない! コロナから自分を守る方法
 という記事の中に
大阪府では、3月以降に確認された約8万5千人の新規感染者のうち、ワクチンの効果が最大化する2回目の接種から2週間以上経過して感染した人は317人だった。重症化の症例はなく、死亡者もゼロだった。
 前回第4波の医療崩壊の悲劇の教訓から、最大限の医療の充実に邁進された成果であると思われる。

 大阪が一時期こうだったからといっても、決して油断はできない。

 イスラエルやアメリカ、イギリスの現状を参考にすれば、また日本でも2回目の接種後に感染して死亡した例が日々増え続けていることを考えれば、mRNAワクチンに過度な期待を持たない方が無難である。
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2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月26日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ