2021年06月25日

困った思い違い

 本日、新聞の集金人さんが、と言ってもS新聞やY新聞など複数の新聞を契約しているが、某社だけが新しい人に変わったようで、店の扉のガラスを覗いたものの遮光フィルムを貼っているので薬局内は見えない。怪訝な素振りで戸を開けようともせずに、直ぐに去って自宅の玄関に移動してチャイムを鳴らす。

 開いているから店に来るようにインターホンで知らせたが、てっきり閉まっていると思ったと言われる。老人特有の勘違いによる思い込みだろう。

 シャッターを下ろしているわけでもなく、ドアがそのまま見えているのに、どうして閉まっていると誤解するのか不思議であるが、若い人でも勘違いして、ドアを開けずに怪訝な顔のまま帰っていく人があるのよ、と女性薬剤師が笑っていた。

 我が薬局の入り口は、シャッターが上がっていても、不思議と閉店中と誤解しやすいオーラが漂っているらしい(笑。

 同じ思い違いでも、もっとも困る話が、コロナワクチンを打つと、感染予防になって、1年半会ってない祖父に会いに行けると思い込んでいる若者のテレビインタビューを見たが、誤解も甚だしい。

 イギリスやイスラエルの現状で分かるように、コロナワクチンの接種者が増えたからと言って、感染抑制には、あまり役立ってないことは歴然としており、インド株などが急速に感染拡大しているように、ワクチンによって重症化を防げることは明らかであっても、感染拡大の阻止には、それほど役立ってないのである。

 それだけに、上記の若者が、ワクチンを打ったからといって、田舎の祖父に会いに行けば、自身は知らずしらずにコロナに感染していても、無症状である可能性があり、その祖父がまだワクチンを接種していなかった場合、きっと感染させて重症化するだろう、という想像力を働かせて欲しいものである。

 両人とも、ワクチンをそれぞれ2回接種していれば、話は別であるが、といっても、もしも若者が無症状感染しておれば、たとえワクチン接種を済ませている祖父といえども、ほぼ間違いなく感染させてしまい、無症状では終わらないことはほぼ間違いないだろう。

 いずれにせよ、ワクチンは重症化を防ぐ効果はあっても、感染を防ぐ効果は、それほどは期待できない。

 それだけに、2回接種した人たちが、以前のように自由を謳歌する行動を取ると、無症状感染する可能性が高く、これによって未接種の人達に次々と感染させてしまうという、まったく悲惨な状況を齎し兼ねない怖さがある。
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2010年6月24日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月24日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母