2021年04月14日

嗅覚過敏になってもおかしくない時代

 コロナ感染では嗅覚喪失が問題となっているが、昨今の日常生活では、某洗剤で洗濯すると、1週間いい匂いが消えないなど、それでなくとも女性たちの日々のお化粧や香水、オーデコロンなどで、遠くで通りすがるだけでも、はた迷惑な匂いが不快感を呼び起こす。

 実際、裏庭で哲学の煙を嗜んでいると、この煙の臭いもはた迷惑なことだろうが、朝の幼稚園の送迎バスに向かう親子連れが、5m先の歩道を通り抜けたとき、こちらに漂ってきた良いとも悪いとも、どちらとも取れそうな香りといえば、香り。もしも、これを四六時中嗅ぐとなると、吐き気を催すかもしれない。

 学校の先生たちに言わせると、保護者会など個人面談日には、入れ代わり立ち代わり、異なる親御さんそれぞれで漂う異なる匂いで息苦しくなるので(ときには吐き気)、窓を引っ張り開けているが、それでも完全には誤魔化せないという。

 そんな中、過去、アトピーを漢方で治したことのある女性から、次のような相談を受けた。

 すなわち「洗濯洗剤など強烈な匂いを数日かいでしまうと、スイッチが入った様にあらゆる匂いに反応し出します。アトピーのときは自分がダメなものを中止すれば良かったのですが、他人様からの匂いにはそうもいかず、仕事だけじゃなく、こんなんじゃ生きて行くのも辛いです。食器洗い洗剤やお線香、色んな匂いで目がショボショボして、息苦しくなります。」

 さてこそ、テレビでも1週間は香りが漂う洗剤の宣伝をする時代だけに、裏返せば、嗅覚過敏になってもおかしくない時代といえそうだ。
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2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半)
2012年04月14日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ヒゲジジイ
ラベル:嗅覚過敏
posted by ヒゲジジイ at 15:43| 山口 ☁| 繊細でデリケートなヒゲジジイ | 更新情報をチェックする