簡単なご住所 : 中国・四国地方
具体的なご職業 : 看護師
【おたより】 :
◎◎日に娘の喘息へ麦門冬湯を追加処方して頂き、翌日には湿性咳嗽が減り喘鳴消失、翌々日には咳が湿性から乾性へ、そして今日は娘の☆歳の誕生日なのですが咳も喘鳴も全くありません(≧∇≦)‼
9年前でしたか私の喘息に始まり目眩、夫の熱、娘の喘息、息子の口内炎、義父の腰痛を先生に診て頂き全て軽快。
もし先生の漢方処方がなかったら、今頃病院やクリニックに通い詰め、気休めの薬を飲み治らず、一家で落胆する日々だったろうと想像すると、ゾッとし背筋が凍ります。
いつも助けていただいて本当にありがとうございます。
一先ず娘のご報告をと思いメールさせて頂きました。せっかくの休日にすみませんでした。返信不要です。
県内でもコロナ感染者が増えてきました。先生、まつ子先生もどうかお体にご自愛下さい。
【覚え書き】:
昨年9月に小さなお嬢さんが喘息とて、一連の症候にもとづいて柴朴湯+麦門冬の意味を持たせるために、ご家族がご利用中の辛夷清肺湯を少量加える方法で、即効を得て、一年以上、まずまずの経過だったが、今年の秋は、この方法では効果が出ず、病院のステロイドで抑えているというご相談だった。
それゆえ、麦門冬を含む辛夷清肺湯の代用では、麦門冬の本領を発揮できなくなったものと考え、今月12日のご相談時に、主軸の柴朴湯はそのままで、比率的にはその半量の麦門冬湯を加える方法に切り替えてもらったところだった。
柴朴湯加麦門冬の有用性については、これまでも、このブログで何度が書いたように思うので、縷々述べることはしないが、柴朴湯加麦門冬という製剤があれば本当に便利だと思うのだが、石頭の厚労省が、そのような奇特な製剤を許可することはあり得ないので、柴朴湯+少量の麦門冬湯で十分代用できるようである。
なお、メールのご本人は、竹葉石膏湯+辛夷清肺湯+小陥胸湯加減方剤で安定している。
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2010年11月11日撮影のモズ posted by (C)ヒゲジジイ

2010年11月15日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:気管支喘息
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