2020年11月01日

まずは好きな食べ物を中心に、食い力(くいぢから)こそ重要なのでは

 ステージ4の体力を激しく消耗した末期癌であっても、長年の漢方相談での経験上、適切な漢方の配合が大きくサポート可能なことは言うまでもないこととしても、意外に重要なのは、食い力(くいぢから)であると思う。

 数十年前は、遭遇した人達がタマタマかもしれないが、玄米採食など、徹底して動物性タンパク質や脂肪分を避けた食事療法を行っていた人達は、ますます痩せ細って体力を失い、いつの間にか音信不通となることが多かった。

 当時は手に入らない中草薬類が多かったが、特別な食事療法を行わなかった人達の方が、明らかに一定の元気を保ち続けることが可能だった印象が強い。

 このような漢方相談における経験上から、何年も前から、玄米採食など、栄養と体力を奪うような特別な食事療法をせず、必ず好きな食べ物を中心に、食い力(くいぢから)によって、体力を維持することを心がけるようにアドバイスしている。

 そのお陰で、中にはややメタボになった人があるくらいで、その方が体力を維持できることが、そのまま生命力を向上させているように思われる。

 ここ数十年は、豊富な中草薬類も利用可能な時代であることから、かなりな末期癌であっても、漢方サポートは以前よりも強力に行えるようになっていることも相俟って、好きな食べ物を中心に、栄養価を考えた食い力(くいぢから)を推奨することで、より強力な漢方サポートを実現できている。

 それゆえ、コロナ禍の最中であっても、たっての依頼で受け入れた新規相談者にも、同様なアドバイスを行っているところである。

 食べたいと思う好きな食事こそ、日々三度三度の楽しみとなれば、食事療法とて栄養価の乏しいマズい食事で人生を暗くするよりも、遥かに人生を明るくして、体力・気力・精神力・免疫力を養えるに違いないと思うのである。
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2009年11月01日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年11月01日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
posted by ヒゲジジイ at 10:15| 山口 ☁| 悪性腫瘍・癌・ステージ4の進行癌や転移癌 | 更新情報をチェックする