数十年前は、遭遇した人達がタマタマかもしれないが、玄米採食など、徹底して動物性タンパク質や脂肪分を避けた食事療法を行っていた人達は、ますます痩せ細って体力を失い、いつの間にか音信不通となることが多かった。
当時は手に入らない中草薬類が多かったが、特別な食事療法を行わなかった人達の方が、明らかに一定の元気を保ち続けることが可能だった印象が強い。
このような漢方相談における経験上から、何年も前から、玄米採食など、栄養と体力を奪うような特別な食事療法をせず、必ず好きな食べ物を中心に、食い力(くいぢから)によって、体力を維持することを心がけるようにアドバイスしている。
そのお陰で、中にはややメタボになった人があるくらいで、その方が体力を維持できることが、そのまま生命力を向上させているように思われる。
ここ数十年は、豊富な中草薬類も利用可能な時代であることから、かなりな末期癌であっても、漢方サポートは以前よりも強力に行えるようになっていることも相俟って、好きな食べ物を中心に、栄養価を考えた食い力(くいぢから)を推奨することで、より強力な漢方サポートを実現できている。
それゆえ、コロナ禍の最中であっても、たっての依頼で受け入れた新規相談者にも、同様なアドバイスを行っているところである。
食べたいと思う好きな食事こそ、日々三度三度の楽しみとなれば、食事療法とて栄養価の乏しいマズい食事で人生を暗くするよりも、遥かに人生を明るくして、体力・気力・精神力・免疫力を養えるに違いないと思うのである。
応援のクリックをお願いします
2009年11月01日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- ヤフーニュースでは、相変わらず、ほどほどの著名人の死亡記事が目立つが・・・
- さあ、どうしますか飲酒家のみなさん、アルコールの発癌性は想像以上ですが・・・
- 仕事上で何度か遭遇したことから「がん検診」に懐疑的に
- がん検診を受ける価値ありやナシや
- このような奇特な医師に巡り合えば癌末期でも苦しまずに延命できる
- 高齢者の末期がんのご相談
- 中医漢方薬学におけるがんサポートに必須なもの
- 転移癌の予後は、主治医の技量と度量に、かなり左右される
- 高齢者にとっては、初期癌よりもコロナの方が怖いだろう
- 死の恐怖がなくなると、漢方の効果も
- 世の中、そんなものでしょう
- 一貫堂の中島随象先生の各種癌に対する処方例
- 心と身体の無視できない、強い相関性の問題
- 明らかに逆効果だった転移癌に対する姑息手術
- 「抗癌剤をしなければ余命半年」という脅し文句
- 厚生労働省発表によると、2016年の新規がん患者は大腸・胃・肺・乳房・前立腺の順..
- 休業日の前後は新規相談は受け入れ不可能なのに
- 希望通りの試作品
- やっぱり美味しいものを食べて、しっかり栄養を付けるに限る
- 主治医の余命宣告はブラックジョークとしか思えない昨今