2020年10月22日

2年前から続く上瞼の湿疹

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:40〜49歳の女性
【 職 業 】:会社員(事務系)
【 地 域 】:中国地方
【 お問い合せ内容 】:
 以前お世話なりました。その節は本当にありがとうございました。
 今回も是非治療いただきたく、メールさせていただきました。

 早速で恐縮ですが、眼の周り、特に上瞼が痒く、赤く腫れたり、皮がむけたりという症状が出て、薬を塗ったら治まるのですが、しばらくするとまた再発を繰り返します。

 2年くらい前から、年中繰り返し、最近は薬を塗っても治りにくい上に、再発の間隔が短くなってしまいました。
 塗り薬は、眼耳科用リンデロンA軟膏とプロペトを混ぜたもので、治まってきたらプロペトのみを塗っております。
 目ヤニが多い時は、パタノール点眼液0.1%を使用、痒みがある時はフルメトロン点眼液を使用します。
 ただ、目玉より眼の周りが痒いです。

 アレルギー検査にて、イネとスギが特出しており、医師からはアレルギー性だと言われております。
 スギ花粉の時期は、鼻炎も出るため飲み薬を処方してもらいますが、目の症状での飲み薬は飲んでおりません。

 日中よりも、寝て起きた時の腫れが酷いです。掃除等はやってはいます。

 本来なら伺いたいのですが、先にメールにてのご相談になり、大変申し訳ございません。先生のご判断で、伺わせていただきます。ご返信の程、宜しくお願い申し上げます。

【お返事メール】
 ようやく以前の相談カードが見つかりました(苦笑。
 十数年前に交通事故後遺症などで通われた方でしたね。

 ところで、ご相談の内容から考えますと、舌の奥に薄っすらでも黄色い苔がかかっていれば、当時通われていた後半に使用されていた漢方薬類のうちの3種類程度で、症状を軽減できる可能性がありますので、舌の苔をご確認されるか、メールで写真を添付されるかされれば、通われなくともクロネコヤマトの代引きのご利用で済ませることができるかもしれません。

 当時の花粉症などがおありだったようなので、当時と同じような一部の漢方薬類で治る可能性が十分にあると思うのですが、リンデロンなどのステロイド続けている人は、これらを急に止めると反動が怖いので、しばらくは従来通り使用しながら、症状の軽減に平行して、徐々にステロイド類を減らしていくという慎重な配慮が必須となります。

 もしも舌の奥に、わずかでも黄色味がかった苔があれば、以前使用したことのある茵蔯蒿湯、ササヘルス、イオン化カルシウムの3種類くらいで徐々に軽くなっていくように思います。(あと、便秘や下痢など通便の状況と、暑がり寒がり、冷え性などの問題が分かれば、やはり舌の奥の様子が重要です。)

 蛇足ながら、同様な症状で、目の周囲だけでなく、頬の症状とともに、口の周囲も腫れと痒みで、西洋医学治療でどうしようもなくなったベテランの外科医の先生が、遠方から奥様を連れてこられて、通い詰めたおかげでしっかり治った女性もおられます。

 なお、コロナの影響で、村田漢方堂薬局の薬局内は、換気扇だけでは空気の流通が悪く、どうしても直接の相談が必要な人は、必ずマスクのみならずフェイスシールドの着用も必須の状況です。

 メールや電話で相談可能な場合は、なるべく通信販売を利用していただくのが主流となっており、まったくの新規相談は受付しないことは、当方のブログやホームページでご案内の通りです。
 取り急ぎ、お返事まで。

【その後の経緯】
 舌の写真を送付してもらって、想像通りだったので、上記の予測通り、茵蔯蒿湯、ササヘルス、イオン化カルシウムの3種類をお送りして飲んでもらった半月後の経過は
 漢方飲み出してから、薬を使ったのは、僅か2回です!すごいです!!
 ありがとうございます!!!
 確かにまだ赤みや腫れ、ガサガサ感はありますが、薬を使うほどしんどくありません。

 飲み始め1日目は、お腹の膨満感や下痢があったのですが、確か昔、今までの毒素が出ると言われてたような。と、症状を気にしなかったら、翌日には治り、今では疲れが出にくく、元気です!

 本来なら、イネ科の花粉時期で、体も結構しんどい季節なのですが。
 本当にありがとうございます!
 ということで、完全寛解を目指して、補充購入され、継続服用中。
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2011年10月22日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年10月22日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:湿疹
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