2020年10月01日

葛根湯で頭がボンヤリの霧が晴れてスッキリ!

 吾輩と同年代の女性の常連さんが、上半身の凝りや疼痛に悩まれているので、常備されている葛根:麻黄:甘草の配合比率が理想的な4:2:1のエキス錠を使用するようにアドバイスしていたところ、しばらくして報告があったのは、悩んでいた諸症状の問題よりも、喜ばしい反応に感激されていた。

 それは、日々、頭がぼんやりしていたところ、これを服用すると、頭がすっきり霧が晴れたようになって爽快であると。そこで、朝と晩2回の服用を続けているとのことだった。

 それで思い出したのが、ずいぶん前の話なので不正確な記憶かもしれないが、大塚敬節先生が80歳以上?のご高齢に達しながらも日々診療に当たられておられたが、診療前にまずは葛根湯を服用して頭をスッキリさせて診療をはじめられる、というような記事を読んだ記憶があった。

 きっと、大塚先生も、上記の女性のように、首の真裏を揉むと気持ちがよく、その個所を温めるのも気持ちがよいという2つの条件が揃っておられたことだろう。

 但し、よく効くと思っていても、突然、諸症状が取れ切ってまったく不要になり邪魔になる時期や、嵌っているときでも、あまり夜遅く服用すると、頭が冴えて眠れなくなることが多い。

 葛根湯に関しては、慢性症状に使う場合であっても、症状が取れたらいったん中止し、再度症状がでるようなら再開するという、臨機応変に使用するのがよい。

 ともあれ、これを飲んでおくと肩こりなどが取れて、ぐっすり眠れる、という奇特な人もいるのだから、人それぞれで、例外のない法則はない、というべきか。
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2011年01年01日の茶トラのボクチン(6歳)
2011年01年01日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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posted by ヒゲジジイ at 13:33| 山口 ☀| 漢方薬および生薬・中草薬・漢方の即効例 | 更新情報をチェックする