それをご存じの上で、電話やメールで、たっての依頼が折々に入って来るが、鄭重にお断りして、無理にでも納得頂いている。
なかには、話を聞くだけでいいのだからと、強引に直接やってくるつわもの(といっても女性だが)もあって、恐れ入るが、もちろん、ケンモホロロにお断りである。
ところが、誰それさん(昔の漢方利用者で治癒した人)に紹介されたといわれるが、古い話で記憶にない紹介者ではあるが、あまりに熱心に新規漢方相談を依頼されるので、うっかり悩みの症状を聞いてみると、昨今増えている不安神経症の一種である。
おおよそ、適切な方剤は目星が付くので、あとは舌の苔の状態を把握できれば、話は簡単だからと、但し、マスクとフェイスシールドを装着の上という条件。
クリニックで投与されたツムラ漢方は、いずれもフィットするどころか、明らかな不快反応があるのに、それでも主治医は執拗に同じ方剤を続けるべきだと強硬であるというが、確かにピント外れの方剤ばかりのようであった。
医師の診断でも、生命にはまったくかかわらない病(やまい)である。
電話でもじっくり確かめたことだし、直接の訪問は短時間で終わるはずだと、来られてみると、想像通りの苔の状態ゆえ、やはりかなり安上がりの方剤1〜2種類でフィットする可能性大。
こちらの要求通り、マスクとフェイスシールドをしっかり装着して来られたのは大変殊勝なことであったものの、病歴が1ヶ月半という病歴が短いと、まだまだ(クリニックで投与の不快反応が生じる漢方薬は中断するとしても)、その他の合成医薬品2種類の継続を迷われる。
効果があって副作用がないようなら、継続されればよいが、効果がないようなら止めるとよいとアドバイスするも、効果があるかないか分からないといいつつ、そのことで延々と話が空回りする。
これ以上、時間をかけると1時間近くになってしまい、何のために電話でしっか時間をかけたのか、このコロナの時代に約束が違うので、もしも当方の漢方で効かなければ、腕が悪い奴だと思って諦めてほしいことを強調して、無理にお帰り願ったことだった。
やはり新規の相談者で、当方の漢方の利用経験のない人は、コロナが収束するまでは、うかつに受け入れると、延々と話が空回りして、長時間、危険な密状態が続くので、くわばらクワバラである。
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2010年7月31日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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