そんな中、何十年来、身体に問題があると、何年に1回か漢方相談に来られていた人が、久しぶりの来訪。
ところが、今回ばかりは、これまでよりも深刻な相談で、某所の初期癌が見つかったのだと言われる。
凸状ではなく、凹状の悪性腫瘍の様相だから、細胞の性質を精査しなければならない段階だが、できるだけ最高の漢方サポートを受けたいというご希望である。
当然、必要な西洋医学治療と並行してのことで、主治医にも漢方を併用する許可をもらっているという。
もともとお元気で話好きな人ゆえ、こちらは2mの距離を置いているとはいえ、マスクのみならずフェイスシールドを装着しての対応。
本来なら、そちらこそマスクの上から、フェイスシールドをして来られるべきなのだと文句を言いながら、まずは必要最小限の3種類から、今後の検査次第で、必要に応じて増やすことを約束する。
と、相談が終わったところで、四方山話が延々と続いて終わりそうもないので、ここは密室だから、これだけ距離を置いていても、人を見たらコロナと思えで、お互いにやや高齢でもあるから、もっと気を付けるべきだと諭す。
高齢者にとっては、初期癌よりもコロナの方が、はるかに怖いのですよ、ということである。
気の毒とは思ったが、まだまだ続きそうな話の腰を折らざるを得なかった。
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2010年7月29日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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