2020年07月23日

間質性膀胱炎に関する相談に返事するも、折り返しの挨拶はナシ(5月19日)

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:50〜59歳の女性
【 地 域 】:関東
【 具体的なご職業 】:無職
【 お問い合せ内容 】:
初めてメールをお送り申し上げます。

2ヶ月前から夜間頻尿で4〜6回トイレに行きます。
膀胱痛もあり、潜血は+/−、泌尿器科で間質性膀胱炎の疑いとのこと。

こちらのブログを見て、1ヶ月前から猪苓湯+六味丸を飲んでいますが、効果を感じられません。

2015年09月24日のブログ「そんなに世間の猪苓湯は効かないの?!」
を読み、メーカーによって猪苓湯の効果が全く違うと知りました。

このブログに書いてある「某メーカーの猪苓湯エキス製剤」を教えて頂けないでしょうか。

今までに飲んだ猪苓湯は、ツムラ、クラシエ、シンワ(5/15〜)です。

六味丸はJPSを飲んでいます。

また、2週間前から〇〇の白花蛇舌草エキスも飲み始めました。

よろしくお願い申し上げます。

2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年7月23日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母

【お返事メール】

 本来、漢方治療は、専門家によって一連の症候にもとづき、体質や症状を総合的に把握して適切な方剤を選んでもらうべきです。

 自己治療の場合、当方のブログに書いてあったからといって、思いがけず特殊な問題が絡んでいることも大いにあり得るので、まったく同じ方剤でうまくいくとは限りません。
 とりわけ、こちらの地方と、関東地方では、かなり体質的な傾向が異なることがあります。

 たとえば、同じアトピーでも、あるいは逆流性食道炎でも、関東地方の人達と、中国地方や九州地方の人達とでは、意外と適切な方剤の傾向がかなり異なっていたことが多かった現実があります。

 ですから、地元近辺の専門家にしっかり相談してみるのが最善だと思います。

 せっかくのご質問ですから、お答えしますが、猪苓湯は、利水作用をやや妨害してしまい兼ねない阿膠(ゼラチン成分)の配合を含んだエキスの抽出方法が、もしかしたらやや杜撰に思える製造方法が却ってプラスになり、他社に比べてよりよい利水作用を発揮していると思える●●●●の猪苓湯です。

この会社の猪苓湯は、ネットでは不当廉売かと思えるほどの安売り合戦で、ほとんど原価に近い価格で購入できるしろものです。他の製品まで推奨する気にはなりませんが、この会社の猪苓湯だけは、高く評価しています。

 但し、▼▼▼製などの猪苓湯は、阿膠がしっかり含有されており、これもまたこれで、目的によっては阿膠がしっかり効能を発揮してもらう必要がある場合も多々ありますので、こちらでは猪苓湯を各社何種類か常備して使い分けています。

 たとえば、アトピーで使用するときには、●●●●でフィットする人でも、逆にこれがダメで、▼▼▼製がよくフィットしている人など、腎機能関係の疾患でも、相性があって、しっかり使い分けて、阿膠がしっかりした製剤がよい人もあります。

 なお、白花蛇舌草は、△△製は、あきらかに濃度が薄いので、▽▽▽▽製がもっとも高濃度ですので、ほんとうに必要なものなら、その違いは想像以上に大きいものです。但し、▽▽▽▽製は、ネットで購入は不可能ですので、お近くの◎◎◎薬局を見つける必要があります。

 いずれにしましても、当方のブログをそのままマネしても、実際の一連の症候によっては、またその土地土地で暮らす人たちの体質傾向での違いも大いにあり得るので、六味丸のところが、八味丸や牛車地黄丸などの方が適切だったりということもあり得ますが、素人療法ではうまくいかないことが多いものだと思います。

 実際のところ、専門家に相談したところで、直ぐすぐに適切で効果的な配合が短期間で決まるとは限らないのですから、素人療法ではなおさらです。

 取り急ぎ、お返事まで。
その後の折り返しの挨拶はナシ!
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2012年7月23日の体調を崩して一ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳)
2012年7月23日の体調を崩して一ヶ月半の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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