「そもそも、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスやHIVウイルスと同じように、『DNA』ではなく、『RNA』を遺伝子に持つウイルスです。このRNAウイルスの場合、効果的なワクチンを作るのは難しいことが知られています」
端的に言えば、二重らせんという安定的な構造を持つDNAに対し、一重らせんのRNAはその構造が不安定で、遺伝子が変異しやすい。
「インフルエンザのワクチンを打っても効かないことが多いのは、流行している間に、ウイルスの遺伝子が変異していくからです。遺伝子が変異してしまうと、ワクチンが効きにくくなったり、まったく効かなくなったりするのです」
ところで、ヒゲジジイ自身の免疫学の学習は、20年近く前、愚息が、当時、(昨今テレビでよくコロナを解説されている)宮坂昌之教授のもと、免疫関係の研究論文で、学部学生時代に賞を貰うなどしたため、息子に負けじと大量の免疫関係の書籍を買い込んで、自己学習に専念したものの、それ以来、まったくご無沙汰ゆえ、そのほとんどを忘れてしまった。
忘れたばかりでなく、その後の免疫学の進歩は、ほとんど知らないまま。
とはいえ、上記の引用文レベルの内容は、あまりにも基礎的なことなので、当然の話で、これくらいのことは忘れようにも忘れられない、常識中の常識である。
それゆえ
「中国で発生して以来、世界各地に広がっていく過程で変異を繰り返し、5月末ですでに数百の変異があるという報告があります。ワクチンが完成しても、開発当初とは異なる遺伝子のウイルスが蔓延しているかもしれない。そうなると、一部のウイルスにしか効かないことも十分にあり得ます」ということになる。
さらに、本庶氏が「首を傾げざるを得ない」と指摘するのが、日本での臨床試験だ。例えば、前出のアンジェスは、大阪市立大学医学部附属病院で臨床試験を開始している。
「日本で開発し、治験までやると言っているグループがありますが、あまりに現実離れした話でしょう」
それなのに、日本に限らず、世界中でワクチン開発に膨大な予算をつぎ込ませている専門家たちの裏心が透けて見えるというものだ。
そんな資金があれば、治療薬の開発にこそ、全精力を注ぐべきだろう。
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2009年7月13日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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