2019年09月10日

高濃度の杞菊地黄丸料エキス製剤で極度の眼精疲労のみならず食欲も回復

 長年の眼精疲労に悩みながららも、胃弱やめまい、油物で下痢など、様々な症状を繰り返していた女性。

 胃弱を考慮して、脾胃を補強する漢方薬とともに、粉末で丸剤に制した杞菊地黄丸を長期間使用されていたが、眼精疲労に対しては効果が微弱である。

 舌証は苔がほとんどない、比較的締まった舌像でもあるので、高濃度の杞菊地黄丸料エキス製剤に切り替えてもらったところ、常に目がショボショボしていた極度の眼精疲労が、丸剤とは比較にならない劇的な効果を得て、おまけに長期間続いた食欲不振もかなり劇的に回復した。

 同じ内容の方剤でも、製剤の異なる製法、のみならず品質の良し悪しの問題ばかりでなく、濃度の違いによっても、製品によっては雲泥の差が出ることは珍しくない現実がある。

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2011年9月10日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年9月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:杞菊地黄丸
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