胃弱を考慮して、脾胃を補強する漢方薬とともに、粉末で丸剤に制した杞菊地黄丸を長期間使用されていたが、眼精疲労に対しては効果が微弱である。
舌証は苔がほとんどない、比較的締まった舌像でもあるので、高濃度の杞菊地黄丸料エキス製剤に切り替えてもらったところ、常に目がショボショボしていた極度の眼精疲労が、丸剤とは比較にならない劇的な効果を得て、おまけに長期間続いた食欲不振もかなり劇的に回復した。
同じ内容の方剤でも、製剤の異なる製法、のみならず品質の良し悪しの問題ばかりでなく、濃度の違いによっても、製品によっては雲泥の差が出ることは珍しくない現実がある。
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2011年9月10日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:杞菊地黄丸
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