主症状は、いわゆるパニック障害だが、通院治療では治らず、かといってパキシルは飲まないより飲んだ方がマシであるが、地獄のような苦しみが消えるわけではないので、新規に漢方相談に訪れた。
胸苦しさや動悸、めまい、吐き気など、諸症状をすべて書くのは省略するが、柴胡加竜骨牡蠣湯+四逆散という典型的なタイプとみて、この2種類のエキス製剤を併用してもらったところ、僅か5日間!で再来されて言われるには、7割程度諸症状が消滅したという即効。
漢方薬が効いても、うかつにパキシルは中断すると、反動が怖いので、しばらくは併用するように伝えておいたのだが、漢方薬をはじめると同時にパキシルを完全に中止したという。
離脱症状はまる1日激しかったものの、それだけで終わって、その後は以前のような、幻覚を伴うような激しい離脱症状はないという。
というところで、ちょうど昨日、医療関係者の女性の例。
もともと四逆散+大柴胡湯などで、鬱症状が軽減していたところで、しばらく中断していたら、やや再発気味となり、かかりつけの婦人科で紹介された病院に行ったところ、パキシルを投与されたという。
これには驚いて、こんなことなら自費の漢方薬の方がはるかにマシだと思いなおして、パキシルを廃棄処分して、再来されたといわれるのだった。
過去、重度のパニック障害の男性の例では、村田漢方堂薬局に相談に来られる前は、パキシルを中止したために、激しい離脱症状に見舞われたという。
彼の母親に言わせれば、間違って人をあやめやしないかと、少々の心配ではなかったという。
また、これは十数年前のことだが、東北地方の女性が、頑固な後鼻漏に悩まされ、耳鼻咽喉科を転々としても治らず、しまいにはパキシルを投与されて、服用1回にして激しい嘔吐に見舞われ、恐ろしくなって直ぐに中止。やむを得ず、遠路はるばる本州の西の端の村田漢方堂薬局に漢方相談に来られた人もいたが、初回から激しい副作用に見舞われたことは、却って幸いだったと言えるかも知れない。
その他、過去、パキシルの離脱症状の激しさに恐れをなして、西洋医学治療を諦め、漢方治療を求めて来られた人は、多数にのぼる。
現在に至るまで、各科の西洋医学治療では、あまりに安易にパキシルを投与されるのは、甚だ疑問なしとしない。
関東の女性の話では、通っていた病院で、ある女性の患者さんが、パキシル中毒なのか?パキシルの投与を求めて泣き叫ぶ姿を見て、西洋医学治療が怖くなって、遠路はるばる漢方治療を求めて、下関に通い始めた人もあった。
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2012年7月26日体調を壊して50日になる茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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