女性薬剤師(愚妻)の場合も同様で、彼女の場合は、必ず日本茶で服用している。
二人とも、長年のこのような服用方法で問題が生じたことは一切ない。漢方薬の効果が落ちたという実感はないどころか、好きな飲料水を利用して服用するだけに、却って気持ちよく服用できる。
また、漢方薬は通常、食前や食間に服用するように規定されているが、愚妻のごときは、必ず食後に直ぐの服用である。それでなければ食間は飲み忘れ安いし、食前では、食事がまずくなるので、食後がもっとも気持ちよく服用できるという。
ヒゲジジイの場合は、食前・食間・食後の問題は、一切気にしたことがない。おおよそ哲学の煙のついでのコーヒーを飲むときの適当なときに、1日2〜3回、適当な時間を空けて服用しているので、食後のときもあれば、食間のときもある反面、食前だけはありえない!
やはりヒゲジジイの場合も、食前に漢方薬を飲むと、食事をするのに嫌気がさすからである。
このような実体験にもとづいて、好きな飲料水で、食前・食間・食後のいずれであっても、本人が少しでも気持ちよく飲める時間帯を選んで服用するようにアドバイスするのが、ここ40年以上の仕事となっている。
このような内実を書くと、一般の人々にも広まっては大問題であると、杓子定規で融通の利かないテレビのコメンテーターのような薬剤師や医師に、撤回と謝罪を求められ兼ねない、知ったかぶりの匿名連中が跳梁跋扈する日本社会だから、ここだけの話にしておくのである(呵々。
応援のクリックをお願いします
2010年6月23日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
- 托裏消毒飲のエキス製剤がないのは、日本の漢方レベルが低い証拠
- 各社それぞれエキス製剤の大きな問題点
- 12月に入って急に問い合わせの電話やメールが増えたが
- 漢方薬は、エキス剤よりも煎じ薬の方が効き目がよい、というのは都市伝説、というより..
- 相変わらず、病名漢方という邪道が蔓延する、日本の病院漢方や漢方薬局の現状
- 桂枝湯における肉桂配合のエキス製剤の問題
- 小曽戸丈夫先生は、排膿散及湯は 「はいのうさんおよびとう」 と読むべきだと強く主..
- 体質にフィットしてないのに、小建中湯を連用することで、実際にあり得る副作用
- 釣藤散エキス製剤の効果の優劣が、各社でかなり異なる理由は当然ながら
- 漢方薬の服用を食前や食間に限定するのは、まったくのナンセンス
- 猪苓湯でとってもスッキリしたとお礼の電話
- 寒熱の配慮がなされない医師の投与した漢方薬と調剤薬局のトンデモナイ指導
- なんと!学術論文でさえ虚偽捏造が横行しているのだから、ましてやネット上の記事こそ..
- 飲み慣れた漢方薬でも、うっかり『食前』に飲んだのが運の尽き
- 先週末の話題は、テレビ放映された『林先生の今でしょ!講座』の漢方漢の講義内容の好..
- 漢方薬は食前、食間というのはまったくの都市伝説!
- 煎じ薬の利点と欠点、エキス製剤の利点と欠点
- 誤解も甚だしい
- 前回の続き:猫ちゃんたちに漢方薬を利用される貴重なおたより
- 猫ちゃんたちに漢方薬を利用される貴重なおたより