(参考文献:【特集記事】がん患者の心毒性に循環器医・腫瘍医の連携で取り組むcardio-oncology)
この問題は一般的な抗癌剤のみならず、昨今、進歩の目覚ましい分子標的薬も同様の問題を抱えているといわれる。
そこで中医漢方薬学的に考えられることは、抗癌剤の腎臓や肝臓に対する毒性の解毒的に働く茵蔯蒿湯のみならず、中医学においては抗癌中薬類としても分類されながらも、循環器系統に一定の薬理効果を有するとされる牛黄製剤や麝香製剤、あるいは雲南田七配合製品のみならず、神農本草経に掲載される代表的な上薬、霊芝(マンネンタケ)の利用も大いに考慮されるべきだろう。
当然、状況によっては炙甘草湯や生薬製剤二号方などの丹参製剤も有用な時期もあるかもしれない。
デリケートな問題だけに、敢えて遠慮した表現を取ったが、不必要な抗癌剤投与が目立つ日本の医療にこそ、大きな問題がある。
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2012年04月06日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:心毒性
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