2019年02月05日

最期まで抗がん剤治療に苦しめられた身内の実例によるトラウマ

2007年02月05日の茶トラのボクチン(2歳)
2007年02月05日の茶トラのボクチン(2歳) posted by (C)ボクチンの母

 ご自身が末期がん(ステージ4)になられて、頑強に抗がん剤治療を拒否される人達の理由が、ご家族や親戚の人の中に、抗癌剤治療によって亡くなるまで、その副作用に苦しめられ続けたのを身近で目撃されていたからである。

 それでも、ほんとうに必要で有効性があるものなら、漢方薬類と併用しながら使って見られたらどうかという説得に乗られ、うまく副作用が軽減できて、かなり好転されるケースもあれば、ほとんど副作用を軽減できずに、抗癌剤治療を断念されるケースもある。

 現実には副作用をかなり軽減できるケースが多いのだが、抗癌剤の副作用に耐えれらず、断固拒絶して、漢方薬類だけに頼ることになった人達は、急速に体調が持ち直して、余命宣告の期日を過ぎること半年以上になっても、進行が遅々としている人達も多い。

 ともあれ、末期がん(ステージ4)といえども、たくさんの症例の中には、卵巣転移を生じていたスキルス胃がんの女性が根治して十数年、地元で生き証人がおられるのみならず、昨今でも肺腺癌で脳転移や骨転移があった人達が、いずれも基本的に消滅して、ときに胸部に転移が生じても直ぐに消滅したり、あるいは現在進行形で胸部の転移1つだけが残ってはいるものの、既に3〜6年以上経過している人達や、食道癌が気管支に浸潤していた人も基本的に消滅したまま5年をはるかに経過している人、悪性リンパ腫で全身にひろく転移が生じていた高齢者でも抗癌剤との併用で完全寛解して7年以上など、現時点でも、経過のよい人をあげればまだまだ相当数に上る。

 このような現実を知る数十年来の常連さんたちは、そういう段階の人達をたくさんかかえて「神経が参りませんか?」と心配されるが、この仕事を始めて初期の若い頃、自身の父親(脳転移などを生じていた食道癌)が漢方薬類によって比較的経過がよかったなど、それを知る医師による様々ながん患者さんたちの紹介などもあって、多くの末期がんの人達の漢方相談を受けることも多かったお陰で、日々神経を使いまくるのが日常的な習慣になっている。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2009年02月05日の茶トラのボクチン(4歳)
2009年02月05日の茶トラのボクチン(4歳) posted by (C)ボクチンの母

 
【関連する記事】