2018年12月18日

皆がみな、アナタのように理想的な漢方サポートが可能・・・というわけでもないので・・・

2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 先日、スキルス胃がんで、卵巣転移を生じて、手術後の抗癌剤でますます腫瘍マーカーが上昇するばかりのところ、漢方サポートだけに賭けて、結局は臨床的に根治となり、十数年以上経過してもなお、お守り的に漢方サポートを続けられている「生き証人のご本人」が、補充購入に来られた。

 大変長いお付き合いとなってるが、自身がとてもお元気だから、同じ転移癌で困っている人がいたら紹介するからね、とおっしゃるので、以前も同じことを言われて、せっかくの申し出に対して、「紹介される人はありがた迷惑ということもあるので、紹介不要」とお断りして、気分を害されても当然な返事をしたこともあったので、今回ばかりは、「皆がみな、アナタのように理想的な漢方サポートが可能・・・というわけでもないので・・・」と真実を述べて、お茶を濁さざるを得なかった。

 実際のところ、一定の経費のかかる問題もさることながら、はなから漢方を、そんじょそこらのサプリメントと同列にしか見てない人や、漢方薬局の薬剤師を、まるで徒然草で書かれているように、木の切れ端(きれっぱし)のように、つまらない連中と見下す人なども、ないわけではない。

 たとえば先日もあったばかりで、既に病院でほとんど治りかけているのに、ご自身の親戚に紹介されたのを笠に着る人には、けんもほろろにお断りしたばかり。

 ところが命にかかわる転移癌の紹介の場合、もしも紹介者の顔を立てて、シブシブ義理で相談に来られた人であれば、内容が内容だけに、気分を害されないようにお断りするときの苦労は並大抵なものではない。

 このような重大疾患の場合は、紹介者の顔を立てて来られるようなケースよりも、ご本人がみずから積極的に、むしろ逆に紹介を依頼して来られるくらいのほうが、すべての面において、かみ合いやすいものである。

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2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年12月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ