2018年08月22日

潰瘍性大腸炎に重度の子宮後屈が合併する不妊症

2010年8月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 ブログの更新を少しでも怠ると、ヒゲジジイがどうかなったかと、過度に心配(あるいは期待)される人がいるので、かといって、書きたいと思うことも少ないながら、先月に続いて、今月も温経湯主体の漢方薬で妊娠できた例があったので、そのことでも書いて、お茶を濁したい。

 5〜6年前から続く潰瘍性大腸炎は、病院のペンタサ治療でも、折々に下痢症状は続いている。それだけに、潰瘍性大腸炎をもっと安定した寛解状態に改善できないことには、不妊治療どころではないだろう。

 それゆえ、本格的な不妊治療の漢方薬は後回しにして、潰瘍性大腸炎をしっかり寛解に導くべく、10日毎の頻繁な配合変化を繰り返して、ようやく胃苓湯エキス製剤+海馬補腎丸+イオン化カルシウム(原材料は牡蠣殻)で、半年後にはしっかり無症状となったものの、念を入れて、その後もさらに3ヶ月、同じ配合のまま継続。

 途中、病院の体外受精などを受けるべく、受診したものの、重度の子宮後屈があるとのことで、病院治療は断念したという。

 そこで、9ヶ月目にして、温経湯は女性の潰瘍性大腸炎にもフィットすることが多いので、一石二鳥も兼ね、不妊症を積極的に改善すべく、従来の配合に追加。

 さらには、ご主人の精子を活発にすべく、体質に合わせて知母地黄丸料エキス製剤+少量の海馬補腎丸を飲んでもらう。

 重度の子宮後屈が原因か、これまで生理中であっても、就寝中は経血がまったく出なかったのが、温経湯を追加服用するようになって以後は、就寝中にも経血がしっかり流れ出るようになったと喜ばれていたが、その後3ヶ月目にして妊娠反応。

 デリケートな潰瘍性大腸炎があったために、急がば回れの漢方薬を始めて、ちょうど1年目のご懐妊。

 急遽、流産予防に芎帰膠艾湯+補中丸T+イオン化カルシウム+胃苓湯の配合に変更。
(後日、芎帰膠艾湯は大便が緩くなるので、これだけは中止。補中丸はよくフィットして疲労感も劇的に取れ、つわりもほとんどなく体調良好。)

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2010年8月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年8月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ヒゲジジイ