2018年07月19日

結局は痒疹という診断だったが、副作用のためシクロスポリンが継続困難なケースに、茵蔯蒿湯だけで即効

2014年7月20日のクロちゃん(2歳半)
2014年7月20日のクロちゃん(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

 60代の男性で、全身に生じた痒みを伴う湿疹ながら、最初は乾癬の診断だったが、結局は痒疹ということになって、様々な西洋医学治療も効果なく、最終的に皮膚科でシクロスポリンの内服でようやく効果が出たものの、もともとやや高め(1.17や1.24など)だったクレアチニンがさらに上昇(1.42)し、おまけに正常だった尿素窒素まで異常値(22.8)が生じた。

 そこで西洋医学治療を断念して、村田漢方堂薬局に漢方相談に訪れた。

 舌には典型的な黄膩苔が分厚くかかっており、諸症状から総合して茵蔯蒿湯証に間違いないので、品質優良な煎じ薬の2分の1濃度の製剤を10日間飲んでもらうことにした。

 相当な経費を覚悟して来たのに、僅か1種類の漢方薬で、しかもこんなに安価でよいのかと、やや不安気だったが、古方がヒットすれば、想像以上に効果を発揮するから、まずはテスト期間として、これで様子を見るように説得。

 本日再来されて、効果抜群で痒疹の方は、かなり軽減しているとのこと。

 こんなに安上がりで効果があったのは、今生の行いはいざ知らず、よっぱど!前世の行いがよかったに違いないと、例によっていつにも増して、あらずもがなの余計な臆断。

 今後の課題はクレアチニンなど腎機能。

 そのまま同方を継続してもらって、来月中頃に、血液検査を受けてもらう約束をした。

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2014年7月20日のクロちゃん(2歳半)
2014年7月20日のクロちゃん(2歳半) posted by (C)ボクチンの母

2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月20日茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
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