2018年07月18日

相変わらず、病名漢方という邪道が蔓延する、日本の病院漢方や漢方薬局の現状

2009年7月17日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月17日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

【 ブログへ掲載の可否 】:転載応諾(ブログへ転載させて頂く場合があります。)
【 年 代 】:30〜39歳の男性
【 職 業 】:公務員
【 地 域 】:??地方
【 具体的なご職業 】:薬剤師
【 お問い合せ内容 】:
 突然のご連絡、失礼いたします。〇〇県在住の・・と申します。

 先生のブログを拝見しておりまして、漢方薬の奥深さにいつも感銘を受けています。
 私自身、病院薬剤師をしておりますが、いわゆる「病名漢方」的に使用される漢方治療が当たり前の世界に身を置いており、このような世界があることを知ったのがごく最近のことです。

 と言いますのも、昨年から1年以上、原因不明の胃の不調(病院では機能性ディスペプシアの診断を受けました)に悩まされており、漢方治療にかけて治療を受けているからです。

 病院で処方される薬は、ことごとく効果に乏しいものばかりでした。

 食直後の不快感(みぞおちやや下の張り、気持ち悪さ、早期満腹感、頭痛、ゲップ、しゃっくりなど)が特に強いですが、症状はそれ以外の時間も続くことが多く、張り感が食後何時間も立っているのに続いていたり、起床時からしゃっくりが頻発したり、睡眠が浅かったりなど、毎日が辛い状況です。

 漢方治療は既に1年近く続けていますが、未だ良好(社会生活が満足に送れる)な状態には至っておりません。
 また、漢方薬について調べる中で、漢方薬局(薬剤師)のスキルにも雲泥の差がある実情を知り、店舗を変えてみるのも一つの選択と考えるようになりました。

 村田先生のような☆☆☆の先生にみて頂きたくも思いますが、そちらに通い詰める選択は私には難しいです。
 そこで、以前のブログにもあった内容で恐縮ですが、先生のブログに登場される「??地方の美人薬剤師」の先生が経営される漢方薬局をお教え頂ければと思います。

 村田先生の信頼が置ける先生とのことで、可能であればその先生にみて頂きたいと考えております。
 あるいは、近隣でご存知の漢方家の先生がおられましたら、ご教示頂ければ幸いです。

 日々お忙しいところ、このような質問で大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
 連日、猛暑が続きますので、先生におかれましてもどうぞご自愛くださいませ。

2009年7月18日の茶トラのボクチン(5歳)
2009年7月18日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母

お返事メール:

 ▽▽県でもかまわなければ、▼▼市の△薬局さんの女性薬剤師の先生です。
(中略)
 上記のようですので、念のためネットでも調べてみて下さい。

 取り急ぎ、お返事まで。

2010年7月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

折り返し頂いたメール:

 お忙しいところ、ご回答いただきましてありがとうございます。
 早速確認したところ、可愛らしいHPに優しい笑顔の先生が垣間見え、私が勝手に想像していたものとは異なる柔らかな雰囲気がありました。

▽▽県ということで、〇〇県東部からでは若干距離がありますが、一縷の望みをかけて相談することも検討したいと考えています。

 それにしても、調べてみると漢方薬局もかなりの数があるわけでして、玉石混交の中から光るものを見つけるのが、こんなに難しいとは思いませんでした。

 病院ではガイドラインがある手前、普通の医師であれば一定基準の治療が期待できますが、漢方薬局ではそうはいかない気がします。

 少し話を聞いただけで「あなたにはこれが合う!」と初めて言われた時には、高いお金を払って行ってよかった、と思った1年前が懐かしくも悔しくもあります。

 経営形態は各々あるとはいえ、患者が自身の症状の程度に合わせ、掛かるべき漢方薬局を選択できるようなわかりやすさがあれば、どんなに素晴らしいことか。
 そう考えてなりません。

 今回は本当にありがとうございました。
 失礼いたします。

1日1回、今日も応援のクリックをお願いします

2010年7月18日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年7月18日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
【関連する記事】
posted by ヒゲジジイ at 00:02| 山口 | 間違いや問題の多い日本の漢方と漢方薬 | 更新情報をチェックする