2010年7月8日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
高学歴のエリート達が、オカルトの信者になって大事件を起こしたり、あるいは単独犯が、昨今も無差別殺人事件を起こしたり、邪霊に憑依されたかと思われる事件が、度々生じている。
これらの疑問にも答えてくれるのが『神々の沈黙』という書籍かもしれない。
原題は『The Origin of Consciousness in the Breakdown of the Bicameral Mind』だから、日本で翻訳されている書籍の副題『意識の誕生と文明の興亡』という副題こそ、原書のタイトルにやや近い。
著者は、ジュリアン・ジェインズ氏で、当時、プリンストン大学心理学部教授。
人間がいかに信用ならない動物であるかをますます補強する書籍で、人間意識がようやく芽生えたのは、たかだか三千年の歴史しかないという検証。
ところで、日本語訳のタイトルにあるように、神々というからには、様々な神々があるもので、ジャンヌ・ダルクに囁いた神があれば、オカルト教祖の神もある。
「神々が沈黙」して三千年たったといっても、その後も、折々に様々な神に唆される人達があるから、これが問題なのである。
ともあれ、この書籍の大いなる価値は、文明の興亡の根本的な部分が、人間の右脳と左脳の力関係の影響の甚大さを知る上で、極めて貴重な書籍である。
ところで、漢方をテーマとするブログに、このような書籍の紹介をすると、いつも同業者には不興のようだが、まったく不思議でならない。
専門馬鹿になりたくなければ、様々な領域の書籍にも目を通さなければ、発想力が早晩枯渇してしまうことだろう。
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2012年7月8日の体調を崩している茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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