2018年06月26日

抗癌剤の副作用問題は、患者も賢くないと、医師任せでは危険なときがある

2012年6月26日の体調を壊した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月26日の体調を壊した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母

 抗癌剤のような毒性の強い医薬品は、専門医によって適切に使用されるべきだが、往々にして杜撰に扱われることが多いらしい。

 先日も、静岡がんセンターで、男性が抗がん剤の副作用で肝機能障害を起こし、血液検査では基準を超える値が出ていたのに、担当医らが結果を見逃して抗がん剤投与を続けた結果、2週間後に劇症肝炎を生じて亡くなられたという。

 身近な例でも、先日も少し取り上げた、イレッサの副作用が想像以上に激しく,GOTやGPTが一挙に300以上に跳ね上がり、極度の疲労倦怠感と食欲不振に顔面に猛烈な皮膚湿疹を発症して、あまりの苦しさにイレッサ継続を拒否されたケースでは、これを使わなければ余命半年だと告げられていた。

 しかも本人が希望すれば、なおも続ける意向だったというから恐ろしい話である。そのまま続けていたら静岡の例と同様に、劇症肝炎を発症して、命の危険に晒されていた可能性があった。

 個人差があるにせよ、往々にして固形癌においては「癌より怖い抗癌剤」となるケースも珍しくない現実がある。

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2012年6月26日の体調を崩した茶トラのボクチン(8歳)
2012年6月26日の体調を崩した茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ボクチンの母
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