2018年06月22日

食道癌の漢方サポートには、六味丸が基本方剤となりやすい中医学的理由

2010年6月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母

 中医学入門当初から、だから30年以上も前の中医学書籍によって理解していたので、食道癌の漢方サポートにおいては、六味丸を基本方剤に据えることが多かった。

 最近6月、日本で出版された季刊『中医臨床』誌の通巻153号において、鄒大同氏が『がん治療における補剤〜最近の研究動向〜』と題された論説でも、同様な記事が掲載されていた。
食道がんは中医学では「噎膈」といい、陰虚をベースに、気・痰・瘀が交阻し、胃の通降が失するのがおもな病機であり、陰虚はその基本である。
と書かれており、基本方剤としては加味六味地黄湯ということで、六味丸を基本に白花蛇舌草など、いわゆる抗癌中草薬類を各種配合したものを提示されている。

 要するに、食道癌の中医学的な病理機序は、陰虚をベースに、気・痰・瘀が交阻し、胃の通降が失調している状況が比較的よくみられる、ということである。

 実際に、村田漢方堂薬局における進行した食道がんで、手術不能ながら、抗がん剤と放射線治療に加えて、設置した胃ろうから、六味丸を基本とした多種類の漢方薬類や中草薬類を注入すること1年。

 その後は、主として上記の漢方薬類のみで、既に5年近く、根治が期待できる状況を迎えつつある実例がある。

 なお、六味丸の詳細な解説としては、『六味丸 (六味地黄丸)の中医学的文献』が参考価値が高いと思われるが、ここにも食道癌に関連した以下の記載がある。
本方は食道上皮細胞の異常増殖(食道癌の前駆的病変)に用いて一定の効果があり,異常増殖の好転と癌細胞化防止を促進する一定の作用を示す。
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2010年6月22日の茶トラのボクチン(6歳)
2010年6月22日の茶トラのボクチン(6歳) posted by (C)ボクチンの母
ラベル:食道癌 食道がん
posted by ヒゲジジイ at 13:40| 山口 ☁| 食道癌・進行した胃癌・ステージ4 | 更新情報をチェックする