2018年06月15日

やや高齢でも、抗癌剤による副作用の程度はマチマチだが

2011年6月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年6月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 同じ膵臓癌で70歳前後、点滴による抗癌剤に耐える人と、あまりの副作用に途中で拒否した人。いずれも余命予測を告げられている。

 肺腺癌の転移で、分子標的薬の副作用に耐えられる人と、耐えられない人。これも同じく70歳前後の人達。

 最近の例では、イレッサの副作用が想像以上に激しく,GOTやGPTが一挙に300以上に跳ね上がり、極度の疲労倦怠感と食欲不振に顔面に猛烈な皮膚湿疹を発症して、あまりの苦しさにイレッサ継続を拒否されたケースでは、これを使わなければ余命半年だと告げられている。

 しかしながら、この分子標的薬を拒否されたおかげで、激しい皮膚炎も治まり、食欲も回復しているので、諸症状と転移状況から考えても、余命がそんなに短いとは絶対に考えられない。
 といっても、以前行った点滴による抗癌剤による副作用、足の痺れや疼痛の後遺症は消えないまま、こればかりは相当に苦しまれている。

 ともあれ、こんなに元気な状態で、主治医も残酷な脅しをかけるものだと呆れてしまう話で、肺腺癌で転移があっても、過去、村田漢方堂薬局で漢方サポートを求めて来られた人で、そんな短期間の余命だった人は皆無。

 もっと状態の悪い段階で来られた肺腺癌でステージ4、しかも脳転移や骨転移があった人達も含めて、現時点で数年以上から5年経っても、根治とは言えないまでも、元気な状態で、まったく普通の生活が送れている人は何人もおられる。

 但し、分子標的薬の激しい副作用を漢方薬で一定レベル軽減できたケースでは、漢方薬との併用効果で、転移病巣が検査上では、すべて消滅したケースも珍しくないのだが、分子標的薬の副作用に耐えられるかどうか?

 耐えられたとしても、分子標的薬は、皆に効果があるというわけでもないので、こればかりは、あまりにも個人差が大きいようである。

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2011年6月15日の茶トラのボクチン(7歳)
2011年6月15日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ヒゲジジイ
posted by ヒゲジジイ at 07:50| 山口 ☁| 肺腺癌(ステージ4および脳転移や骨転移も含む) | 更新情報をチェックする