
2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
ここ数年、特に昨年くらいからシバシバ、常連さんばかりでなく、新規の相談者からも、我が薬局の後継者について尋ねられることが、あまりにも多い。
それほど老いぼれて見えるのか、はたまた崩れそうな薬局が心配なのか?
実際のところ、後継者はあるかもしれないし、ないかもしれない。
神経内科医の娘親子は、村田漢方堂薬局の漢方薬を浴びるほど飲んでいるので、漢方ファンには間違いないが、性格が父親に似て唐変木なので、こちらから奨める気は起らない。もしかして、親父が死んだら、漢方クリニックをやりたいと言い出すかもしれないが、こちらはまったく期待もしてない。
愚息も内科医ではあるが、臨床をやりながらもIT関連会社を経営して、かなり軌道に乗っているらしいので、そちらの方に専念して、まず漢方クリニックの経営などあり得ないだろう。
とはいえ大きな問題は、漢方薬局とは異なって、保険漢方のクリニックとなれば、たとえば竹葉石膏湯や補気建中湯、分消湯、逍遙散、延年半夏湯、参苓白朮散や葛根黄連黄芩湯など多数の一般漢方処方製剤、中成薬特有の開気丸、補中丸、天王補心丹、海馬補腎丸などなど、利用できない方剤が無数とは言えないまでも、それはそれはあまりにも多種類にのぼる。
となると同じクリニックでも、漢方薬局と同じように多種類の方剤をフル活用するためには、保険適用外の自費のクリニックとして開設せざるを得ないことだろう。
ということだが、こちらは生きている限り、あるいはボケない限りは、この仕事をやめるつもりないのだが・・・。
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2012年05月16日の茶トラのボクチン(8歳) posted by (C)ヒゲジジイ
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