2018年04月24日

卵管の「通気検査」ミスにより、不妊治療で死亡という報道

2011年04月24日の茶トラのボクチン(もうすぐ7歳)
2011年04月24日の茶トラのボクチン(もうすぐ7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

 タイトルのような内容で、テレビ報道やヤフーニュースなどで、広く報道されていたので、不妊治療を求めて通院中の人達は不安にかられているかもしれない。

 卵管の通気検査中に、血管に空気が侵入して肺栓塞を生じたもので、不妊治療で死亡するという、恐るべき医療過誤。

 村田漢方堂薬局でも過去、不妊相談に訪れた人の中には、当該産婦人科医院に通っていた人も多い。

 たとえば10年前だったか、もしかして、この女性もその産婦人科医院に通っていただけに、報道されているような危険を伴う時代遅れの「通気検査」が行われていたのかもしれないのだが、診断では卵管の片方が完全に塞がっており、もう一方もほとんど塞がった状態だから、不妊治療はまったく困難であると宣告されたのだった。

 この女性、下関市内では有名な公立病院内の不妊治療外来では無理なので、上記の産婦人科医院に紹介されて受診した結果が上記の通りの診断だったので、最後の望みをかけて、村田漢方堂薬局に漢方相談に来られたのだった。

 その後の事情は、既にこのブログでも報告したと思うが、通常なら少なくとも数種類以上の方剤を必要とするところ、芎帰調血飲第一加減エキス製剤のみの連用半年でめでたく妊娠。

 喜んだのもつかの間、直ぐに流産してしまったので、再度出直して、同じ方剤を続けること半年、めでたく妊娠したところで、二度あることは三度あっては困るので、芎帰膠艾湯+補中益気湯の各エキス製剤を持参して、別の公立病院に依頼して一ヶ月以上安静を保てるように管理してもらった。これらの努力がみのって、最終的に二人の子宝に恵まれた。

 いずれにせよ、ヤフーニュースに記載されていた「西日本新聞」の記事によれば、卵管の「通気検査」は危険を伴うので、15年前からほとんど行われることがなく、より安全な造影剤によるエックス線撮影が主流といわれる。

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2011年04月24日の茶トラのボクチン(もうすぐ7歳)
2011年04月24日の茶トラのボクチン(もうすぐ7歳) posted by (C)ヒゲジジイ

ラベル:不妊治療