2012年04月15日の茶トラのボクチン(7歳半) posted by (C)ボクチンの母
インフルエンザの予防注射を打ったために、却って体調を崩して微熱が長期間続く人が毎年相談に訪れる。
本来千変万化する性質のあるインフルエンザウイルスに対して、予防ワクチンを製造することは、原理的に不可能である。
そんな常識的なことくらいは、理系の医療関係者の人間であれば知らない人はいないはず?であるが、厚生労働省の奨励のもと、医療関係者の頂点に立つ医師たちが率先して毎年季節になると荒稼ぎするのだから、世界各国では、ほとんどありえない『日本特有の数ある狂った医療行政』の一つである。
それはともかく、製品名を挙げて某社に恨みを買いたくないので、敢えて伏せるが、5年前だったか、某乳酸菌飲料がインフルエンザ予防に効果的であると、テレビやマスコミで広く喧伝された年、女性薬剤師がその話に乗って、早速たくさん購入して前年から続けたところ、あにはからんや、その年に限って、インフルエンザらしき高熱に2回も感染して痛い目にあった。
インフルザらしき、と書いている理由は、滅多なことで病院に行くことはあり得ないので、2回ともひどい風邪症状とともに高熱を発しており、その年に流行した2種類のインフルエンザの一般的な症状と酷似していたからである。
昨今も盛んに宣伝されている某乳酸菌飲料であるが、もちろんその後は恐ろしくなって二度と手を出すことなく、板藍茶(板藍根)とともに天津感冒片や銀羚感冒錠などの少量をトローチとして使った予防を続けることで、今に至るまでインフルエンザに感染することはなくなった。
偶然といえば、ぐうぜんなのかもしれないが、
流行は、たいていの場合、それの需要者によって作られないで、それの供給者によって作られる。即ち頭の好い商人たちによって創案され、頭の悪い婦人たちによって需要される。という萩原朔太郎の悪文が思い出されるばかりである(呵々。
━萩原朔太郎著「虚妄の正義」
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