2011年04月01日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母
40年前のことだが、ふっと下らぬことを思い出した。
当時、同年代の同業者の女性から、傷寒論の解説書を貸して欲しいと依頼されたことがあって、驚愕するほかなかった。
これから漢方を勉強しようという薬局を開設している薬剤師であるのに、専門書を人から借りるという発想が、まったく信じられなかった!
当然、けんもほろろにお断りしたが、それからまったく疎遠になった。
本を貸すバカ借りるバカとよく言われるが、本というものは貸したが最後、ほとんど返却されることはない。
高校生や大学生の時代に、痛いほど何度も経験していただけに、しかも小説が戻って来なかった歯痒い同級生だけでなく、血のつながった兄貴でさえ、繰り返し読んでいた某出版社の格言集の愛読書を、どうしても貸して欲しいというので、泣く泣く貸していたところ、案の定、紛失して戻ってこなかった。
今思い出しても腹立たしい限りである。
歯痒いことに、最近も折々に思い出しては、『日本の古本屋』サイトでも、アマゾンなど、どのように探し求めても、古書として入手困難な状況が続いている(泣。
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2011年04月01日の茶トラのボクチン(6歳半) posted by (C)ボクチンの母
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