2011年12月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
以前から、折々にオルスビー錠が、人間様の逆流性食道炎に有効性を示すことがあることを、このブログで報告してきたが、製造元の剤盛堂薬品(株)の社長さんが、ヒゲジジイの度重なる報告を、実際には疑われていたのか? はたまた少しは信用されたのか???
ヒゲジジイのこのブログを読んだ人達から、しばしば製造元に問い合わせがあるので、ありがた迷惑に思われたのか? あるいは少しはよろんでくれたのか? なんと、なんと!奇特なことに長期に亘って?動物実験を繰り返された由。
実験に使われた動物(ラット?)達には同情を禁じ得ないのだが、胃を縛り、胃の容積を小さくした上で、
@ 牛胆配合製剤(オルスビー錠の成分)の投与群
A 牛胆汁エキス末投与群
B @の牛胆配合製剤から牛胆汁エキス末を除去した製剤群
の3パターンで比較実験したところ、 @Aでは食道の炎症はみられなかったが、Bではすべての実験動物の胃が、黒く爛れてしまった!
これらの詳細な動物実験によって、タイトルの通り、オルスビー錠の配合成分(牛胆汁エキス末・甘草末・桂皮末、生姜末)そのもので、逆流性食道炎治療薬として特許を取得することができたのだという。
これによって、ヒゲジジイが堂々と胸を張ってブログに報告がしやすくなるだろうと思われているらしいが、人間様に使った場合の有効性は、単独使用では5割前後、10人のうち5人前後であろうということはすでに
2007年02月15日 逆流性食道炎に対する安上がりな漢方薬
で述べたとおりである。
もっと確率を上げるには、上記の記事でも一部を書いていたように、大柴胡湯や柴胡桂枝湯、あるいは六君子湯など、それらでなければササヘルスなど、体質に応じた適切な方剤を併用すべきだろう。
なお、牛胆汁エキスは、病院でしばしば投与されるウルソと同じだと信じて疑わない医療関係者が多いようだが、まったく似て非なるもので、前者は逆流性食道炎や胃もたれなど、様々な胃症状に効果を示すが、ウルソの場合は、人によっては逆に胃もたれなどの胃症状を誘発する場合がある。
まったくの似て非なるものであること、その由来や成分など、ここで取り上げるまでもなく、医療関係者ならみずから調査して、しっかり常識として知っておくべきである。
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2011年12月13日の茶トラのボクチン(7歳) posted by (C)ボクチンの母
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