2009年12月01日のボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
不妊症の改善目的で、最初は加味逍遙散でもともとあった軽度のアトピー性皮膚炎が改善し、次に浮腫傾向があって疲れやすい問題は、当帰芍薬散で改善を得たが、こちらに一度も申告してなかった激しい排卵痛の問題が判明。
排卵痛が生じる前後から、腹部を中心に強烈に冷え込んで激しい腹痛に見舞われるが、以前、婦人科では問題ないと相手にしてもらえなかったという。
また、生理痛もあるが、この時は特別な冷えを感じることもなく、生理からは瘀血塊が混じる。下腹部が日頃から張り気味で、便秘傾向もある。
そこで、排卵日前後の、強烈に腹部が冷えるときのみ大建中湯去膠飴製剤を服用し、常日頃は、上記の加味逍遙散・当帰芍薬散に大黄牡丹皮湯を追加して常用するようにしてもらったところ、数ヶ月も経たないうちに、排卵痛は完璧に雲散霧消したので、大建中湯去膠飴製剤はまったく不要になった。
不要になったどころか、冷え性や寒がりが、加味逍遙散や当帰芍薬散では目立った効果は感じられなかったというのに、大黄牡丹皮湯を加えてより、次第に冷え性も寒がりも感じなくなっていたが、そのうちに異常というほどではないが、この寒い11月末においてさえ、以前に比べて明らかに暑がりになったと喜ばれている。
大黄牡丹皮湯によって、血行をブロックしていた頑固な瘀血がしっかり除去されたことで、全身の血行がしっかり改善できた結果であることは言うまでもない。もっと言えば、加味逍遙散と大黄牡丹皮湯によって気滞血瘀が解除され、それによって当帰芍薬散の本領をフルに発揮できる条件が揃ったとも推論できるだろう。
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2009年12月01日の茶トラのボクチン(5歳) posted by (C)ボクチンの母
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